へ〜? _ That Makes Sense?

本日,学内果樹園で撮影.多くの人は,ナッツのアーモンドはよくご存知でも,花を見たことはあまりないのでは.園芸学的には,モモやアンズなどと同じ核果類という果樹グループに属する.
撮影したアーモンドの木に漢字で扁桃と書いた札が掛かっていた.これを「へんとう」と読む.風邪をひいた時に腫れる扁桃(へんとう)腺は,アーモンドの種の形に因むという.このアーモンドの樹の前でその説明を聞いた時は「トリビア」に思えた.しかしよく考えると,のどにアーモンドの種のようなものが本当にあるのか?「のどちXこ」のことではないだろうし・・・.と疑問に思いつつ,ネット検索.あった.
http://www5d.biglobe.ne.jp/~sakura-j/tonsil.htm 扁桃肥大

左の写真は、実際に摘出した扁桃腺を
縦切りにしたところです。
・・・どうです、なんとなく形がアーモンドに
似ていませんか!?
では、このアーモンドが のどの中のどこに
あるか、といいますと・・・
口の奥には、2枚の膜があります。(右図)
前の膜(前口蓋弓)と後ろの膜(後口蓋弓)の
間にはさまれるように扁桃腺が埋まっていて、
頭半分(とは限りませんが)を出しています。

摘出しないとアーモンドの種のごときかどうか分からないのである.それに,摘出しても似てるかどうかの判断にはかなり個人差があるのでは,と思ってしまう.皆さんはどう思う?