みそ汁と新聞カフェ

今朝は6時に家を出て、いつもなら素通りする天神北で都市高速を降り、コインパーキングに車を停めた。 まだ薄暗い天神は、人も車も、まばら。 夜が浄化した冷たい空気に満たされる渡辺通を早歩きで南下し、エルガーラ1階に入る。 あさげの香りが漂うカウン…

生活習慣病予防は学生時代から〜青学大、フィットネス施設/九大、授業「自炊塾」で単位(2015/12/21付日本経済新聞朝刊)

生活習慣病に今のうちから備えて――。学生にそんな働きかけをする大学が増えている。運動施設を開いたり、病気について教える講座を設けるなど方法はさまざま。大学時代は親の管理下を離れることで食事や睡眠など生活全般が不規則になりがちで、生活習慣病の…

TV番組出演依頼

本日は、久留米市内の小学校で6年生に「いのちの授業」。 終了後、みんなで記念撮影。そしたら「握手も」と言われて、一列に並んだ生徒一人一人に握手会。 本職は、大学教員もしくは研究者であって、芸能人じゃないんだけど・・・ なんて考えていたら、地元…

中村哲先生の生きるための戦い

昨夜、妻が「涙が出て来る」と紹介してくれた中村哲先生のメッセージ。 生きるための戦い 私たちが掲げるのは、生きるための戦いです。巷でテロや空爆、難民の噂が絶えませんが、私たちは「対テロ戦争」などという、おぞましい戦列には加わりません。それこ…

無肥料でも野菜は育つ

EC 0.1以下の状況でも野菜は育つ。 あたりまえをあたりまえと思わないことから、限界への挑戦や新しい発想が生まれるのでしょう。 https://www.facebook.com/mich.katz1965/posts/932340436846793

図書館のウェルカムボード

大学でやっている教育が身内から評価される機会は、研究に比べるとそう多くはありません。そうした中、学内中央図書館(箱崎キャンパス)の入口に設置されたウェルカムボードに、西日本新聞に連載中の「食の力〜みそ汁を味わう」の切り抜きと共に九大「自炊…

【食の力】みそ汁を味わう<5>「おいしい」記憶が絆

幼い頃の食が、未来の生き方に対して如何に大きな影響を及ぼすか。西日本新聞に連載中の「食の力〜みそ汁を味わう」の最終回は、今の決断科学大学院プログラムに転職して出会った大学院生 竹内 太郎 くんを主人公として、そういう大切なことがよく伝わってく…

【食の力】みそ汁を味わう<4>だし、具材 工夫で簡単

いりこや昆布なら、水だしでもOK。受講生のみそ汁率8割は嬉しい。 2015年12月04日 13時41分 学生が食事でみそ汁を取る「みそ汁率」は13%−。「10回の食事のうち、ほぼ1回しか食べないということ。大いに問題ですね」。九州大(福岡市)の選択科目「…

シンポジウム『ひろがれ!ふくおか弁当の日!!』

「弁当の日」 9年前に出会ったこのステキな取り組みは、私の人生を大きく変えました。 その奇跡と感動と希望を共有しましょう。 シンポジウム『ひろがれ!ふくおか弁当の日!!』子どもが作る「弁当の日」。 そんな取り組みが福岡県で着実に広がっています。 …

【食の力】みそ汁を味わう<3>腸内環境改善に一助

食で人生が変わる人はたくさんいる。そう信じて「自炊塾」を続けてきました。受講してくれた女子学生の肌が、以前とは見違えるように良くなったのを目の当たりにしたときは、ほんとうに嬉しかったです。 テーブルに並ぶのはナスのごまみそ炒め、カブの酢の物…

【食の力】みそ汁を味わう<2>だしは「命のスープ」

だしのテイスティングに集中する自炊塾の学生たち 湯飲みに入った一つ目のだしを静かに口に含んだ。「グッとくる味。あっさりしてのどに通る」。二つ目。「磯の香りが広がる。めっちゃ強い」 食を通して健康や環境について考える九州大(福岡市)の選択科目…

【食の力】みそ汁を味わう<1>脳を刺激 心身安らぐ

「あっという間になくなったよ。毎日作るようになってすぐだった」。古里の熊本市を離れる前、母親と一緒に買ったみそ。九州大(福岡市)の選択科目「自炊塾」の受講生、中川理香子さん(19)=理学部1年=はみそ汁の話題で隣の学生と盛り上がった。 入学…

豊後大野市食育講演会

本日は豊後大野で講演。 マダム美智子せんせい、竹下和男せんせい、松木喜美子せんせい、吉田俊道さん、しばっち。これまでに錚々たるメンバーがこの地に何度も足を運んでいる。 その結果、市内の全中学校といくつかの小学校が「弁当の日」に取り組み、菌ち…

大分〜佐賀〜熊本

先週末3連休のホールフードフェスタ in 佐伯の興奮覚めやらぬ今週は、 自炊塾の特別授業と2回の実習に加えて、朝倉、多久、熊本、豊後大野での講演と、息つく暇の無い怒涛の一週間。 昨日(金曜日)は、久々の大人向け講演。熊本の市民団体約90名に九大…

大分県にて

近々、大分県庁は食育推進条例を施行するそうです。 都道府県としては4番目。 これが絵に描いたモチにならないようにするには、これからどんな行動を起こさなければならないのか。 そんな話を先ほどまで県庁職員と夕食を取りながらやってました。 いろんな…

怒濤の一日

朝からスピード違反で捕まってしまいました。 制限速度60kmの都市高速を83kmで(苦笑。 思わぬハプニングだったけど、昨日の充実した時間を思えば大したことではありません。 昨日は、伊都キャンパス内で5つのタスクをこなした怒濤の一日でした。 午前はセ…

料理とスポーツ

昨日のK教授の弁当。 昼休み、 「先生、お昼は?」と訊くと 「今日も作ってきました」と教授。 ひとつではおかずが入らないので、 小さめの弁当箱を新たに購入したそうです。 新しい弁当箱に詰めた肉じゃがは奥様の手料理。 帰省した際にタッパーに入れ、福…

数十年ぶりの手弁当

本日の弁当。 久々のめざし弁当もかすんでしまうほどの、思わず「すご〜〜〜い!」と叫んでしまう出来事が起こりました。 おだしバーの来店第1号のお客様となった鐘江教授が、宣言どおり、手弁当を持参されたのです。 訊けば、前日にわざわざMUJIまで出向い…

博士課程教育リーディングフォーラム

昨夜は飯塚市内でしばっちこと柴田真佑氏のステキな講演で涙を流しながら勉強させて頂きました。 今朝は、早くから東京へ飛び、博士課程教育リーディングフォーラムに参加。現在、学生フォーラムのひとつ「実社会課題に基づくプロジェクトワーク」を傍聴中。…

拍手喝采される弁当

本日午後は市内の中学校で全校生徒に「いのちの授業」。 「考えてみてください。料理は、完璧であることが重要でしょうか?」と、彼らに問いかけた。 そして、別の学校の中学生が作った奇想天外な弁当の映像を紹介していく。 その意表を突く作品を見て大きな…

2015年後期少人数セミナー「いのちの授業」社会人ゲストの募集

現在開講中の「いのちの授業」では、九大の1年生と交流しながら命について一緒に考えてくださる社会人を募集しています。 参加希望者は、シラバス(授業内容)をご覧の上、1)お名前、2)所属、3)希望する日、4)昼休みの一品持ち寄り「弁当の日」への…

岐阜県初!「ここ」から始まる九大自炊塾

たくさんの人が「食べる専門家」から脱却し、自炊が当たり前の人になること。 それが「自炊塾」が思い描く到達点です。 でも、これが意外と難しいんですよ。 特に、ほとんど自炊をしたことがない人ほど。 その問題は、料理の指導者ならば、結講、気付いてい…

幸せ収納・冷蔵庫編

杉田 明子さんの幸せ収納の教えを、我が家のお片づけ苦手コンビ、私と次女で決行! 対象物は我が家の冷蔵庫。 私がモノの仕分けを、次女はポジションレイアウトを担当。 毎日の飲み物は右扉の最下段を中心とした右下配置。よく使うものは左扉全体を中心とし…

いのちの授業 in 津和野高校

喉の痛みは収まったが、まだ普段の声がでない。 昨日、帰宅すると、「あんた、その声で講演したと?」と妻。よほど聞き苦しい声だったのだろう。 講演ツアーの最後に訪れた、山陰の小京都と呼ばれる津和野は、周囲を山に囲まれた街だった(写真)。 津和野高…

今日から始まる中学生たち

昨日の「自炊塾」直後から、つばを呑み込めないくらい喉の傷みがはげしくなり、発熱。10月に入ってからのハードスケジュールが祟ったようだ。 一日、休暇をとって大事をとり、日頃できないことをいろいろやっていたら、先日講演で伺った岐阜市内の中学校の…

講演 in 郡上市

岐阜県郡上市で菌ちゃん野菜の講演でした。演題は「生ゴミだっていのち〜命のつながりで育む元気な野菜と元気なからだ」。 講演って退屈と思いながら、お付き合いだからとこられた方もいたでしょうが、そんな風に感じて頂けたのなら、本望です。 環境フェア…

後期「自炊塾」第1回調理実習

宗像市でフランス料理を経営する船越姉弟に手ほどきを受けた。 メニューは、大学生でも簡単にできる、鶏肉と季節の野菜の赤ワインビネガー煮込みと糸島豚のラグーパスタ。 化学調味料一切無し。 塩と肉と野菜の旨味だけ。 ちょっとした工夫で、家庭でもプロ…

「弁当の日」で育つ

岐阜市内の中学校で保護者と全校生徒向けのダブルヘッダー。 中学生向けの講演は、小学生や高校生向けより難しい。心が激しく揺れ動く年頃の子どもたちの成長段階は様々で、まさに、不揃いな果実だ。だから、生徒と対面するまでは結構気が抜けない。 今日の…

野菜が無肥料でも育つ吉田さんの畑

本日は、吉田さんの畑でお仕事。 秋〜冬野菜の緑が眩しい。 驚くべきは、一番手前の吉田さんが作業をしている場所。 化学肥料はもちろんのこと、堆肥さえも使っていない畑。 私が教わってきた科学では、この状況を明確に説明できないのです。 科学で証明でき…

「弁当の日」で成長するもの

「弁当の日」で成長するのは、子どもだけではない。 給食は子どもの身体を支えている。 一食、200円台。 その支払いを滞納する大人たちが居る。 車や携帯電話には惜しげもなくお金を使うのに。 「給食費を支払わないことは、子どもに向かって『あなたの命…