Campus Plants _ Pinus thunbergii

クロマツ / 黒松

Pinaceae / マツ科

decorated by simon


本州,四国,九州,朝鮮半島南部に広く分布します
潮風や痩せた土地に耐え,日本の防風樹や庭園樹,盆栽としてしばしば利用されます


針葉が2本一組になっているので,
アカマツリュウキュウマツとともに二葉松類として分類されます
ちなみにゴヨウマツは針葉が5本一組になっています


竹や梅とともにおめでたい植物とされますが,これは,
冬でも緑の葉を茂らせる様子が,若さや不老長寿を象徴するからだそうです.


九大の箱崎構内にはクロマツが多く見られます
これは,キャンパスのある場所がかつての博多湾の海岸線に当たり,
千代の松原(箱崎松原)という松林が広がっていたためと思われます
キャンパス構内道路の表面がところどころ盛り上がっているのは,
その下にマツの切り株があるからだと聞きました


松林の中のキャンパス


日本的な風情があってさぞ美しかったことでしょう


by simon & mich.katz