落花生の成り方

mich_katz2005-08-05

ビアフェスタは大盛況だった.様々な反省点はあるが,良い経験になった.詳しくは別blog「環境創造舎の日々」に書き留めた.

九州大吟醸角打ちの店で販売した枝付き茹で落花生は,落花生を植物体に付けたまま茹でたもの.落花生の成り方を知らない人は意外に多い.落花生が土の中に成ることを知っている人でもどのようにして土の中に成るのかを正確に説明できる人は少ない.

落花生はマメ科の植物だ.花はややオレンジ色がかった黄色で,葉の付け根の葉腋(ようえき)に付く.開花後,花は枯れてしまうが,その後,花が付いていた葉腋部分から根のようなものが伸長する.実は,これは根でなく子房柄と言われるもので,その先端には将来種子,すなわちピーナッツとなる胚珠が詰まっている.子房柄は意思を持っているかの様に地面に向かって伸び,地中に入るとやがて先端が肥大し始める.それが最終的に落花生となるのだ.


こんな巧みな技はいったいどのようにして生まれたのか?いったいいつから落花生は落花生になったのだろう?不思議だ.(知っている人は教えてください.)

今回,落花生を買って頂いた九大の先生や福岡西区役所の方に,この落花生の成り方を詳しく説明した.その説明の後に,「だから落花生と言うんですね!」と言う反応が返ってきたときはとても嬉しかった.