気になる

ホンダ・シビックハイブリッド*1
そのハイブリッド技術が評価され,日本カー・オブ・ザ・イヤーMost Advanced Technology賞を受賞した.
シビックハイブリッド(シビハイ)は9月に販売されたが,まだ公道を走る姿を私は見ていない.インターネット上の情報によると,2代目プリウスの発売時と同様,受注から納車までの待ち時間が普通の車種よりも長いため,シビハイが公道に普通にみられるのはもう少し先らしい.
エンジン性能をライバル社トヨタプリウス*2と比較すると,シビハイは1300cc,プリウスは1500ccと,プリウスの方が排気量の大きいエンジンを積んでいるが,反対に,エンジンパワーの指標となる最高出力(70 vs. 50kW/r.p.m),最大トルク(123 vs. 115N・m/r.p.m)はいずれもシビハイがプリウスを上回る.一方,バッテリー性能は最高出力(15 vs. 50kW/r.p.m),最大トルク(103 vs. 400N・m/r.p.m)とプリウスがシビハイをはるかに上回る.
両車種をこうして比較していると,各社の持つ技術の得手,不得手が製品のスペックに反映されているようだ.プリウスとは逆に,エンジンのパワーに頼るシビハイはどんな乗り心地なのだろう.気になる.シビハイの試乗を目的にプリウスを駆ってホンダのお店を訪ねる厚かましさは私にはない.シビハイに興味ある人が,私をホンダのお店まで連れて行ってくれないだろうか・・・.
肝心の燃費はシビハイ28.5~31.0km/L,プリウス33.0~35.5とプリウスに利があるようだが,これはあくまでもカタログ値.シビハイユーザーの実際の声を聞くまではどちらが優れているかは分からない.ちなみに私のプリウスでは,毎日往復60kmの通勤に使用して19.0(冬)~23.0(春,秋)km/Lという実績である.
価格はシビハイ219~236万円,プリウス226~325万円.
良きライバルと競い合うことによって良いものが産み出される.ホンダとトヨタが競い合って研究に励み,ハイブリッド技術がさらに進化することを期待したい.私は・・・プリウスのローン返済に励む.