宗像市学童祭り

が終わった
怒濤の一日が過ぎ去った.昨日も書いたが,役員として準備から関わったのは初めて.今日も朝の準備から午後の片付け終了まで体を休める暇がなかった.


疲れた.


が,それ以上にたくさんのものを得た.


餅つき体験コーナーでは,大きな杵を必死で操作して石臼の餅を搗く子供達.餅を返すお父さんの手を思わず一緒に搗きそうになって皆大爆笑.
舞台発表では舞台と通路いっぱいに並んだ子供達が,ひょっこりひょうたん島の音楽に合わせて「もしかめ」剣玉を披露.会場の拍手をいっぱいもらった子供達の顔は誇らしげだった.
竹馬ならず金馬を軽々とこなす子供達.コマ回し,将棋の勝負,手作り迷路,松ぼっくりのクリスマスツリーやミサンガなど手作り小物の製作に没頭する子供達.そこにはテレビゲームとは違う楽しい世界がある.
大縄跳び大会は白熱した.12学童を代表する十数名の子供が3分間に飛ぶ回数を競う.仲間や先生,親から「がんばれ!」の激が飛び交う.
1番のチームは140回.4秒に3回を上回るペースの跳躍.大人チームの最高の記録もその半分にしか及ばない.「練習していたのですか?」と優勝チームの保育所の先生に聞いたところ,「いいえ.全員で練習できたのは,たった2回だったのですよ.」とのこと.彼らは縄跳び遊びが大好きで,学童でいつもダブルダッチをこなすと言う.
小学生の体力は落ちているなんてことを聞くが,彼らの驚異的な記録からはそんなことは想像できない.
様々なイベントをこなす子供達の生き生きとした姿を見ていると,学童保育の中で小学生の子供達が健全に成長していることがよくわかる.
親たちは焼き鳥,焼きそば,カレーライス,など様々な出店を運営する.出店の準備にかけた時間は半端ではなく,忙しい合間を縫って皆大変な努力と苦労を重ねた.しかし,それを通して親同士や親と先生との交流が活発になる.私も,今回の準備を通して,これまであまり話をしたことがなかった先生や父母とのつながりが出来た.それは,今後の学童保育の運営を支える上でとても役に立つ.


親同士,親と先生の関係が子供達の関係を育てる.


あたりまえだけど今の日本に失われてしまいそうな常識が,学童保育には延々と受け継がれていることをしっかりと受け止めることができた一日だった.