新年の抱負

年末の休みに入ってゆっくりとした時間が流れた.こんなにゆっくりと何も考えずに過ごすのは本当に久しぶりだ.昨日は義父の手ほどきでそばを打ち,除夜の鐘を聞きながら頂いた.一年の始まりの今日は義父の竹細工教室を受講した.そんな非日常的時間にどっぷりひたりながら今年一年をどのように過ごすかを考えてみた.


去年はこれまでに踏み込まなかった研究以外の様々なことに挑戦した一年だった.


九州大吟醸プロジェクトに関する数々のイベント
星野棚田の植物調査
学童保育事業の役員
そしてこのBlog


それらはいずれもこれまでの私が想像もしなかった世界であり,その世界を体験できたおかげで新たな夢や目標を持つことができた.


その一方で,本職の研究の方がかなりおろそかになってしまったことも否定できない.まったく進んでいないわけではないが,そのテーマの一部を研究室の学生が実施してくれているから進んでいると言ってよい.研究論文は毎年コンスタントに書いているが,出せばほぼアクセプトされる学内誌のみ.2001年にアメリカの雑誌に論文を投稿して以来,国際的に評価される論文を自ら書いていない.それは研究者として大変良くない.40歳になったが,この年齢になって学位を取得していない.これもかなり問題.この他にもやり残したことが多々有る.


そんな問題を抱えながら,去年までの私は心のどこかで,たくさんの仕事を抱えていて時間がないからなどと言い訳をしていた.しかし,自分の夢や希望を達成することを優先したために,他のことをおろそかにし,関係者に迷惑をかけるようなことはあってはならない.


3月までに

  • 学位論文の提出(九州大吟醸新酒をしぼるまでとY教授に誓います)
  • 担当博士課程院生全員の国際学会発表と論文投稿
  • 国際的に評価される(IP2.0以上の)論文の作成・投稿


を優先して片付ける.その上で


に挑戦する.