中村哲先生の生きるための戦い

昨夜、妻が「涙が出て来る」と紹介してくれた中村哲先生のメッセージ。 生きるための戦い 私たちが掲げるのは、生きるための戦いです。巷でテロや空爆、難民の噂が絶えませんが、私たちは「対テロ戦争」などという、おぞましい戦列には加わりません。それこ…

怒濤の一日

朝からスピード違反で捕まってしまいました。 制限速度60kmの都市高速を83kmで(苦笑。 思わぬハプニングだったけど、昨日の充実した時間を思えば大したことではありません。 昨日は、伊都キャンパス内で5つのタスクをこなした怒濤の一日でした。 午前はセ…

幸せ収納・冷蔵庫編

杉田 明子さんの幸せ収納の教えを、我が家のお片づけ苦手コンビ、私と次女で決行! 対象物は我が家の冷蔵庫。 私がモノの仕分けを、次女はポジションレイアウトを担当。 毎日の飲み物は右扉の最下段を中心とした右下配置。よく使うものは左扉全体を中心とし…

講演 in 郡上市

岐阜県郡上市で菌ちゃん野菜の講演でした。演題は「生ゴミだっていのち〜命のつながりで育む元気な野菜と元気なからだ」。 講演って退屈と思いながら、お付き合いだからとこられた方もいたでしょうが、そんな風に感じて頂けたのなら、本望です。 環境フェア…

「弁当の日」で成長するもの

「弁当の日」で成長するのは、子どもだけではない。 給食は子どもの身体を支えている。 一食、200円台。 その支払いを滞納する大人たちが居る。 車や携帯電話には惜しげもなくお金を使うのに。 「給食費を支払わないことは、子どもに向かって『あなたの命…

パネルディスカッションの難しさ

講演に比べると、パネルディスカッションははるかに難しい。 前後のプログラムとは関係性が希薄。 パネリストが語りたいことだけを語っている。 時間を無視して語り続ける。 流れがまったく意識されていない。 全体にまとまりがない。 会場の空気を読んでい…

感謝して生きる

本日の講演は私にとって運命的な講演だった。 中学生向けの「いのちの授業」。 「食(料理)を他人に任せるのか?それとも、自分でつくるのか?」 そういう二者択一の問いかけをテーマに展開し、最後は、 「何にでも不満を言うのか?それとも、何にでも感謝…

第9回食卓の向こう側トークライブin志摩。

参加して良かった。 そう思える講演会は少ないと思う人たちは結構多いのではないだろうか。 講演参加者の満足度を左右する要因は、講師やコメンテーターの「おもてなし力」にあるのではないかと感じることが多い。 昨日、糸島市で開催された、第9回食卓の向…

素敵な門出

教え子...と言うか、「弁当の日」の仲間のめでたき門出。 「手紙を書くなんてことできない親不孝な私だけど、今、ここに、私が笑顔で居られるのは、ここに集まってくださった人たちが人生で大切なことを私に教えてくださったからであり、そして、そういう…

警察からの電話

「◯◯署のものですけど、比良松先生おられますか」。 ある日、警察から職場に低い男性の声で電話がかかってきた。 何も悪い事はしていなのだけれども、ドキドキしながら答える。 「は、はい。私ですけど」。 「お忙しいところすみません。少年非行防止大会で…

少人数セミナー「いのちの授業」第1回FW 〜 体験!小学生による路上ライブ

修学旅行で伊都キャンパスを訪れた南島原市立口之津小の6年生児童。学校で調べて学んだ、食べものや噛むことの大切さをどうしても大学生に伝えたいと、路上ライブを決行した。 大学生たちは小学生のプレエンテーションのクオリティーの高さに驚いたようだ。…

修学旅行で大学に行く理由 〜 南島原市立口之津小大野校長(新聞記事)

今週10月5日の口之津小児童の九大来訪を、ザビエルひろしさんが記事にしてくださいました。 聞きたい:講義、弁当作り…「人間体験」 〜 修学旅行で大学に行く理由は(長崎県南島原市の口之津小校長 大野義満さん) 小学6年時に行われる修学旅行は、児童…

大学は学びたい人が来るところ 〜 口之津小の修学旅行は九大で

「パネリストのみなさんは、それぞれが調べてまとめた内容を5分で、みなさんによくわかるように発表してください。その後、パネリスト同士で5分の討論を行い、続く15分で、フロアの聴衆からパネリストへの質問や意見を受け付けます。」 司会児童の明るく子…

夏休みの宿題 〜 みそ汁隊長の復活

夏休みもあと数日のこの時期、小学生は焦っている。 焦っていない小学生の家では、その親が焦っている。 学校の出す宿題も大切だが、子どもが家庭で過ごす時間が長くなる夏休みは、親が出す宿題も大切だと思う。 夏休みに入るか入らないかの頃、小5の次女に…

「命」とは…… 〜 ある二つの詩より

今日は、「弁当の日」と「命の入口」の仲間たちより素敵な詩を紹介していただいた。 改めて、いのちの尊さを心に留め置くことができる詩だった。 一遍は下記のサイトに。 http://www.a-do.ne.jp/~ahiru/main.htm 同じような視点だが、もう一遍はこの本に。生…

私が成し遂げたいこと 〜 第14回少人数セミナー「他喜力」

8/1(月) 大分佐伯から車を飛ばして3時間で九大伊都キャンパスへ。 今年度前期少人数セミナー「いのちの授業」の最終回だ。 「九大に入学して4ヶ月、この授業でみなさんは何を学びどんな力を身につけましたか?」 「医は食に、食は農に、農は自然に学…

佐伯血戦での想定外の収穫 〜 第7回佐伯市PTA連合会指導者研修会

今年の6〜7月の講演数、21回。 その最後はその中でも最も大きな会場となった。 佐伯市PTA連合会指導者研修会。 佐伯市内の小中学校PTAの幹部クラスが集まる夏の研修会での基調講演だ。 名付けて「弁当の日」佐伯血戦。 1,300人収容の佐伯市文化会…

オリジナルの本帯を作る〜第12回少人数セミナー「発信力」

テーマは「発信力」。 何かを伝えるためにしなければならないこと。 「探す調べる」……インタビューで引き出せない情報は、可能な限り漏れなく拾わなければならない。新聞、著書、論文、インターネット……etc.あらゆる媒体から情報を集める。 「訊く」……ただな…

Win & Winの器(うつわ) 〜 第12回少人数セミナー「道具力」

7月21日の記事(http://d.hatena.ne.jp/mich_katz/20110721)に続く日記。 私たちは、しばしば「樹を見て森を見ず」の状態に陥る。 しかし、その逆、「森を見て樹を見ず」という状態もある。 いつもあたりまえ過ぎてうっかり見落としているという状態だ。…

誕生日のご馳走

今年の誕生日は、たくさんの方々にご馳走になりました。 まずは、講演先の岐阜で。 “弁当の日”応援団員のWさんの二人の小学生の娘さんから…… 次女が作ったゼリーがうまく固まらなかったそうなのですが、 それを長女がリンゴの飾り切りなどで応援してこんな素…

医者・医療従事者を育てる〜第11回少人数セミナー「足指力」

(7月12日に遡る日記) 「どんな医者を育てるのか」 それは、大学医学部の教員だけでなく、私のような他学部の教員にも問われることなのかもしれません。 九大1年生向けの少人数セミナー「いのちの授業」は、文系理系を問わず、命〜食〜農〜環境に興味を…

岩手へ

7月10日(日) JAいわて花巻で食育講演。 昨年10月、竹下和男先生のピンチヒッターで訪れた岩手県滝沢村でのお話を花巻でもう一度というご依頼でした。 その後、3月11日に東日本大震災が発生。 たぶんキャンセルだろうと思っていたのですが、大震…

お米の味と体験!田んぼアートと 〜 第11回少人数セミナー「米力」と第4回FW

6/27 お米の食味と品種改良 by 松江勇次氏(元福岡県農業総合試験場長) 今日のマンガは今まで実践してきた噛むことの意義を再確認させられました。栄養だけ摂っても意味がなく、噛むことで、唾液と混じりあうことで食事は美味しくなり、栄養は消化吸収…

命の入口 〜 第10回少人数セミナー「顎力」

食べることは生きること。 噛むことも生きること。 30回噛むことを意識して初めて、自分があまり物を噛んで食べていなかったということに気づきました。チャレンジを始めて一週間、まだ特別身体の変化は感じていませんがこれからに期待です。ポテトチップ…

食べたものどこへ行きましたか? 〜 第9回少人数セミナー「出力&作文力」

食べることは生きること。 そして出すことも生きること。 今日はこれだけは絶対気を付けるという3つの約束事を教えてもらって、すごいやる気がでました。私はいつも食事に気を付けよう気を付けようと思いストレスを溜めるので、あの3つはいつも心にとめてお…

支援のかたち

未曾有の東日本大震災。 被災された方々への支援が様々な形で行われている。 様々な自治体、企業、民間団体が義援金の振込を呼びかけている。 どこに支援しても有効に使ってくださるとは思うが、 寄付した義援金がどのような形で使われているのかが目に見え…

私の身体を支える昼食の行方

職場での昼食。 みなさんはどうしているだろうか。 弁当を作って持っていくという手もあるが、 自分で作った弁当は、なぜか、あまり食べたいという気持ちにならない。 ここ数年は大学構内の食堂や市販弁当にお世話になる日々だった。 ところが最近、職場から…

贅沢な朝食〜イチゴいい知恵?

我が家では毎朝、フレッシュジュースを作って頂きます。 昨年11月から今年の2月までは、吉田俊道さんのニンジンを、 今年の3月からは、九州の様々な地域のタンカン、ポンカン、デコポン、清美などと生協で購入したリンゴをジューサーを使ってきました。 …

自分探し 〜 少人数セミナー

「自分についてごまかしたり、自分に嘘をついたりしてやりすごすべきではない。自分に対してはいつも誠実であり、自分がいったいどういう人間なのか、どういう心の癖があり、どういう考え方や反応をするのか、よく知っておくべきだ。 なぜならば、自分をよく…

パピヨンビオトープに集った命

「絶滅危惧種カノコユリが自生できる環境を小学校の校庭に」 そんな想いで作ったパピヨンビオトープ。 春。 風に舞う八重桜の花びら。 その下で流した汗。 甘酸っぱい旬のイチゴ。 アゲハチョウのために植えたパセリとサンショウ。 夏。 日差しを受けて輝く…