写ブログ

いつも楽しく読んでいます.
と昨年卒業した教え子が年賀状に書いてくれた.


その教え子は私の直接の教え子ではなかった.しかし,伊都キャンパスの竹林伐採,九州大吟醸のしぼりなど,環境創造舎の活動によく参加してくれた.その彼に卒業する間際にこのブログを書き始めたことを教えたところ,どうやら卒業後も時々読んでいてくれたらしい.


私が専門とする園芸学は,花,野菜,果樹と非常に多くの種類の資源を扱う.その資源を守る事が出来なければ園芸の将来は明るくない.しかし残念ながら,園芸学の分野では環境保全を意識した研究は非常に少ない.そのため,園芸分野では環境保全を教える事ができる教員もほとんどおらず,環境保全に関する意識の高い人材を育てる事ががあまりできていない,もちろん私の学生時代にもそんな教育を受ける事はできなかった.


「学生には若いうちから環境保全に関心をもち,将来の仕事に活かして欲しい.そういう機会を与えたい.」それが私が環境保全活動に打ち込み始めた動機だった.


直接の教え子でない学生が,在学時,私が関わる環境保全活動に興味を持ち,一緒に活動してくれたことを当時大変嬉しく思ったものだが,社会人になった今,このブログを通して大学時代の体験を振り返ってくれているとすれば,それは私にとってこのブログを書き続けていく大きな励みとなる.ここにその感謝の気持ちを伝えたい.


「どうもありがとうございます.そして,あなたが大学時代に体験した活動が,いつか役に立つ日が来ると私は信じています.社会で活躍されることを期待しています.」