Prunus cerasoides var. campanulata _ Campus Plants

カンヒザクラ / 寒緋桜


Rosaseae / バラ科
decorated by mae & gucci, photo by mich.katz


私たちのキャンパスのカンヒザクラが咲き始めました.
紅紫色の花が道行く人の目を楽しませています.


カンヒザクラは日本で最も早く咲く亜熱帯原産の桜で,沖縄本島では早ければ正月頃に開花します.石垣島久米島には野生群落がありますが,台湾や中国南部から導入されたとする見方もあり,自生のものかどうかは意見が分かれるところです.


小種名campanulataは「鐘形の」という意味です.花の色はやや派手ですが,下向きにあまり開かずに咲く姿が,慎ましやかな雰囲気を醸し出します.昨夜,私たちの研究室と関連のある分野が集まって卒業祝賀パーティーが開かれましたが,目一杯お洒落をしながらも人目を気にしている女子学生の姿が,カンヒザクラの花をイメージと重なりました.


もう一月もすれば桜の花盛り.
その頃には皆それぞれの新しい道へと旅立って行きます.


by mae, gucci & mich.katz