Allium tuberosum _ My Home Plants

ニラ / 韮


Liliaceae / ユリ科
photo by mich.katz


中国からやって来た健康野菜.


ニラに含まれる硫化アリル“アリシン”に、ビタミンB1を体内に長く留めておく作用があり,スタミナ増強、食欲増進、風邪の予防などに効果があるとさる.


しかし,その保健機能を最大に発揮するには,ひと工夫必要らしい.

葉先の緑色の濃い部分と、根元の白い部分では、含まれる成分が大きく違います。香りや味のもととなるアリシンは根元に多く含まれ、その量は葉先に比べて4倍にもなります。逆に、βカロテンは葉先に多く含まれ、根元に比べてその量は5倍です。また、ビタミンEも葉先に多く、根元に比べて3倍です。
ニラを切ったり擦ったりすると、アリインという物質と酵素が反応して、アリシンが発生します。しかし、切る前に加熱すると、酵素が働かなくなってしまい、アリインのまま体内に取り込まれ、おいしさや健康効果を得ることができません。


ニラらしい香りやスタミナ効果を得ようとする場合、下の部分は、切ってから加熱する必要があります。従来の調理法でニラを長さ5センチ程度に切った場合より、細かく刻んだ場合のほうが、342倍も多くアリシンが発生することが分かりました。


ニラに含まれるアリシン以外の成分は、切ってから加熱した場合、茹でたり炒めたりする過程で流出してしまうので、加熱してから切ったほうがよいといえます。番組で実験したところ、最も栄養分を逃がさず、甘みも強くできる調理法は、電子レンジでまるごと加熱するというものでした。
糖分を調べると、調理法によって次のように変化しました。(100グラムあたり)
? 切る→加熱: 0.9グラム
? 加熱→切る: 1.1グラム(22%増加)
? 加熱→切る(レンジ): 1.3グラム(44%増加)
食べ比べ実験では、「切る→加熱」の場合、下をおいしいと答えた人が全体の18%だったのに対して、「加熱→切る」では、51%となりました。このときの実験では、調理の順番を変えただけで、おいしいと思う人が2.8倍になりました。


NHKためしてガッテンHP(http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2005q3/20050720.html)より


確かに,下の方の白い部分は,味や香りが濃いと感じる.その部分は細かく切った方が健康に良いと言うことだ.


これを調べずとも知っていたお百姓さんはエライ!

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