百田尚樹著「永遠のゼロ」


この夏に読んだ本の中で、最も印象深く心に刻まれた一冊。


誰かを愛するために生き続けることを崇高な使命として最期まで貫き通す主人公の生き方に、感涙しながら拍手を贈らずにはいられない。


それなのに、戦場という狂気の世界は、そのような、人としてこの上ない全うな生き方さえも、何もなかったかのように抹殺してしまう。


戦争をしてはいけない理由はそこにあるのだと強く感じた。


12月の映画化が待ち遠しい。


永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)