おやじギャグドリル
なるものがある．
「かいけつゾロリ」という子供向けアニメの本を長女が購入したら付録に付いてきた．表紙裏にある保護者の皆様へという著者（おやじギャグ博士原ゆたか氏）からのメッセージにはこうある．
先祖代々つちかったおやじギャグをお子さまへ伝える
おやじギャグは日本の大切な文化です．ご家庭で，社会で，つめたい視線をあびながらも，今日まですたれずにきたのは理由があります．世代をこえて話し，わらいあえるおやじギャグは，わたしたちの生活に，うるおいを与えつづけてきたからです．
お父さま，お母さま，おじいさま，おばあさま，これまでにつちかったおやじギャグを，お子さまに伝え，日本語の文化をみんなで守っていきましょう．
おやじギャグは日本の伝統文化なのである．
駄洒落の素材となる同音異義語は英語でダブルミーニングと言われるが，その種類は日本語は外国語に比べて圧倒的に多いし，それが日本語の面白さや難しさとも言える．
次々と新しい言葉に出会う小学生にとって，駄洒落は日本語の面白さに触れる最初の機会だ．駄洒落を通して各々の言葉の正確な意味や正しい使い方を理解し，その結果，日本語の語彙（ボキャブラリー）が豊富になると思われる．
また，駄洒落が使えると農家のおじさんにも受けが良い．そういう意味では農学部の必修科目と言えるかもしれない．
駄洒落の別名である「おやじギャク」という言葉は，年配男性が駄洒落を好んで使いたがることを揶揄して生まれた若者言葉だが，そのおやじギャグに冷たい視線を送る若い世代の語彙力やコミュニケーション力が低下していると言われている．
ゾロリ式おやじギャクドリルを使うための六つのポイントの一つ「ほめて育てる」より：
寒いと時は，はっきり「寒い」と，ほめてあげましょう．うまくこけたり，つっこんであげることも，大切なことです．なんどきいても，しっかりうけとめて，わらってあげてください．
そうか．「寒い」という言葉は褒め言葉なのか．
では自信を持って私のオリジナル駄洒落（植物編）を披露
（博多弁で）「あのくさ〜 大きなくさ〜 オキナクサがあってくさ〜・・・」
寒くなった？（寒いと言って！）
