忘年会

の帰りに・・・
最終バスの中.
明日のblogの記事を何にしようか,なんてコンピュータを開いて考えていると,きらびやかなクリスマスのイルミネーションが目に入った.人間ドッグでお世話になっている病院の玄関の植え込みに装飾されたものだ.人工的な光でも,夜の街を照らすお店などの明かりとは違って,クリスマスイルミネーションは派手ではなく,どこなく蛍の光に似ていて安心させてくれる.
ふと,「誰がどんな想いでこれを飾ったのだろう?」と考える.この病院に入院している患者さんに少しでも元気になってもらおうと職員が思いついたのだろうか?この装飾を見た入院患者さんの心は癒されただろうか?・・・
なんて考えていたらいつの間にかコンピュータを抱えたまま眠りに落ちていた.乗り過ごしを心配してくれた運転手さんが,親切にも声を掛けてくれたので目を覚ました.危ない,危ない.
それにしても親切な人だ.一酔っぱらいの為に声を掛けてくれる人なんて,今の世の中そうはいない.
降り際に,「仕事が終わったらこれで飲み物でも買ってください」とささやかな気持ちを渡そうとしたが,「お客さんからはお金を受け取れない規則になっているので」と丁寧に断られた.起こして頂いたお礼を言って最後の乗客である私はバスを降りた.
午前1時半をまわっていた.外は息が白くなるほど寒かった.心の中は暖かかった.