アシモくん

にみるロボットの夢
自動車メーカーホンダのマスコットロボットの身体機能がさらにアップ.なんと今度の新型は走ることができる*1.そくどは時速6km(100m走るのに1分かかる)ので駆け足程度だが,走る姿をみると本当に走っていると思える.


笑えるのは「その場旋回」.ちょっとがに股であるところが,おじさんが駆け足しているときの姿を連想させ,思わず吹き出してしまった.それでもちゃんと駆け足しているようにみえるのですごいと思う.このアシモくんなら運動会に参加できそうだ.


このニュースが先日研究室で話題になり,どんなロボットができたらすごいだろうという話になった.


その場に居た人たちの一押しは「蜂ロボット」.


自分で羽ばたいて移動できる小型のロボット.トマトや果樹の人工交配をこのロボットがやってくれれれば,省力化が可能だ.今問題になっている外来のマルハナバチを使わなくてよくなるので,生態系にもやさしい.小型のカメラを積めば,空中からの森林の植生モニタリングとか,人間がアクセスできない場所の生物探索なんか簡単にできる.使って欲しくないがスパイロボットとしても利用可能.応用分野はいろいろある.


ガリレオが考えた空を飛ぶ機械のデザインには,鳥の羽の形を模したものがあった.しかし,人間が空を移動できるようになった現在,鳥や昆虫のように自分で「羽ばたいて」移動する機械は実現できていない(プテラノドンの実寸模型を高いところから滑空させるというロボット実験はあったかも・・・).


蜂ロボット.私は,実現できると思う.
羽チームは,昆虫の羽の物理的構造を徹底的に研究し,軽量素材で再現する.羽が出来たら,生きた蜂の羽に外科手術で接いで(蜂さんゴメン),ちょっと難しそうだが,日本人の器用さを持ってすれば可能かもしれない.これにより,人工の羽でちゃんと飛べるかどうかを実験する.一方胴体チームは,1秒間に300〜600回とも言われる小型昆虫の羽ばたきを可能にする動力を作成し,徹底的に小型化を進める.両方のチームの成果を合わせて蜂ロボットの完成???


皆さんどうです? 夢があると思いません? 誰かやりません?