Campus Plants _ Sarcandra glabra

センリョウ / 千両

Chloranthaceae / センリョウ科

decorated by mother-in-law


縁起ものとしてお正月によく飾られますね.
今回は義理の母が正月に飾っていたものを撮影しました.
「学内で見つけた植物ではないぞ」と言われそうですが
掲載予定外の今日のところはどうか勘弁してください.


東南アジア,中国南部に広く分布.
日本では関東の南部よりも西側の照葉樹林の林床に自生します.


似た名前の植物にマンリョウというのがあります.
センリョウと同様赤い実をつける植物ですが,
分類学的にはまったく異なるグループの植物です.
マンリョウヤブコウジ科.


見分け方のポイントは果実の付き方.
センリョウは葉より上に,
マンリョウは葉より下に
果実が付きます.


こじつけですが,私は
マンリョウの方が小判の数が多くて重たいので,
お金に見立てた果実が下に付く
と覚えています.


さらに正式な和名ではありませんが,
イチリョウ,ジュウリョウ,ヒャクリョウと呼ばれる植物もあります.


さてそれは?


今回はご覧のみなさんが調べてみてください.
これらの植物はよく対比して説明されるので
キーワード検索すれば必ずみつかります.


和名の由来については
「雪の中でもパッと目を引く鮮やかな赤い実を
昔の人がお金に例えた」
という説くらいしか見当たりません.


しかし,この時期に
赤い実を付ける植物は他にたくさんあります.
ではなぜ,センリョウ,マンリョウ
その名を与えたのでしょう?


これについて納得のいく説明を私は知りたいと思うのですが・・・
知れば知るほど疑問が増えます.


P.S. 
「一日一植物」を楽しみにしてくださる方も増えてきたようですので,
土日も休まず更新していくことにしました.
めざすはランキングの大枠(25位以上).
どうぞ応援よろしくお願いします.


by mich.katz