Cherry Blossom _ A University's Scene

さて どこの桜並木?


千葉大学の桜並木


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3月中旬からののべ13日間の出張ツアーを終え,先週末からようやく平常業務にもどりました.


この間,記事を完全に掲載することはできませんでしたが,一日一植物スタッフはよく頑張ってくれました.記事の抜け落ちたところを埋めつつ,今週から心機一転頑張りたいと思います.


さて,写真の桜並木.春の園芸学会が開催された千葉大キャンパスで撮影しました.


桜ほど日本人に愛される植物はありません.しかし,なぜ,桜がこんなにも日本人に愛されるのでしょう?


その理由のひとつに花の色が上げられるかもしれません.


あの絶妙な色合いのパステルピンク.この「桜色」は日本人が春をイメージする色の筆頭ではないでしょうか.


洋服,着物,食器など私たちのさまざまな日用品に,ヴィヴィッドピンクではなく,淡い桜色が数多く使用されることを思えば,桜の花が日本人の色に対する感性を育んでいることは間違いなさそうです.


その一方で,私は,写真のような桜並木を見上げたときによく思うのです.


桜色の花びらの幕に血管のように縫って走る黒い幹と枝.それがないと桜の花は空に吸い込まれて消えてなくなってしまいそう.黒の線のアクセントがバランスよく配置されるおかげで桜の花の存在感が増しているような気がするのです.


脇役があってこそ主役が引き立つといったところでしょうか.


さて,あなたの桜色への想いは?


P.S. 3/30(http://d.hatena.ne.jp/mich_katz/20060330)と3/31(http://d.hatena.ne.jp/mich_katz/20060331)のサクラに関する記事もupしました.みてね.
by mich.katz

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