Veronica persica _ Campus Plants

オオイヌノフグリ / 大犬の陰嚢


Scrophulariaceae / ゴマノハグサ科
decorated by momi, photo by mich.katz


目の覚めるような鮮やかなコバルトブルーの花.


とても小さい花ですが,田んぼの畦などに群れて咲く景観は圧巻です(http://www.cnet-kiso.ne.jp/k/koba84/rurikara-gun.htm).


オオイヌノフグリは,今や,春の訪れを告げる花としてあまりにも有名ですが,元来,ヨーロッパ原産の帰化植物.明治時代(1890年頃)に東京で発見されたのが最初ですが,その後,瞬く間に日本中を席巻する野草になったようです.


この植物の名前の由来については,たくさんのサイトで紹介されており,ご存知の方も多いとは思いますが,「謹んで」説明させて頂きます.


フグリとは陰嚢.果実の形が犬の陰嚢に似ていると言います(http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/scrophulariaceae/ooinunofuguri/ooinunofuguri.htm).イヌノフグリは日本在来種ですが,それよりも大型ということで,その名がつきました.ちなみに,本家イヌノフグリオオイヌノフグリに追われ,今やなかなかお目にかかれない絶滅危惧種です(http://www.sizenken.biodic.go.jp/rdb/txt/content/090.html).


1月28日のヘクソカズラと同様,名前にインパクトがあると,そう簡単に名前を忘れることはありません.それはそれでよいことなのですが,オオイヌノフグリの場合,意味が分かったとしてもなかなか人には説明しづらいものです.


ただし,幼い子どもたちは唯一の例外.8歳になる我が娘は,この植物をみつけると大きな声で「オオイヌの○ン○マ!」とはずかしげもなく叫ぶのです.トホホ・・・


by simon & mich.katz

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