Asparagus officinalis _ Campus Plants

アスパラガス(マツバウド) / 松葉独活


Liliaceae / ユリ科
presented by massun, photo by mich.katz


先日の春菊に続き今日はアスパラガスの花を紹介します。


アスパラガスはユリ科の多年生の草本植物で、地中海東部が原産だといわれています。


日本に伝来したのは江戸時代と意外と古く、当時は観賞用として「マツバウド(松葉独活)」という名で栽培されていました。


今回の写真の左側に、松の葉のような部分が見えると思います。実はこの部分は葉ではなく、枝が葉のように伸びたもので、仮葉(偽葉)といいます。この部分が松の葉のように見えることが、和名の由来となったようです。


私たちが普段よく口にするのは、アスパラガスの若茎の部分で、そのまま育てると、この(http://www.engeinavi.jp/db/view.cgi?mode=link&id=74)ようになります。
ここまで育ってしまうともはやこれがアスパラガスだと分かる人は少ないのではないでしょうか。


ところで、アスパラガスには白と緑があります。
この2つは、実は全く同じ種で、盛り土をして育てたものがホワイトアスパラガス、盛り土をせずに日光をたくさん浴びせ育てたものがグリーンアスパラガスになります。


しかし、同じものとはいえ、その栄養価は太陽の光をたくさん浴びて育った、グリーンアスパラガスの方が数段勝っているそうです。


植物が緑色なのは太陽の光を浴びている証。人間で言うところの日焼けみたいなものなんですね。


by momi