アフター・カレー_ Campus Life
先週のことになるが、予告(http://d.hatena.ne.jp/mich_katz/20071030)どおり、学生実験の合間を縫って、段取り力のシュミレーショントレーニング、“カツカレー&サラダ”を実行した。
3日間の実験終了時にふりかえりを実施し、今回の実験全体で印象に残ったことを書いてもらった。
”カツカレー&サラダ”に関する感想もけっこうもらったので、それをリストアップしてみよう。
- グループワーク(カツカレー&サラダ)での討論は新鮮だった。実験=料理の例えはなるほどと実感した。実験の予習やある程度の知識を持って実践すると、効率が格段に上がることもわかった。
- カツカレー&サラダが一番楽しかったです。研究室に配属されたら自分たちで段取りなども考えて行動しないといけないし、後輩にも教えていかないといけないんだと思いました。
- 実験の流れをつかむこと、そして、きちんと順序立てをして取り組むことを学んだ。
- カツカレーの話は、実験以外でも役立てられるところがあれば活用していきたいです。
- 実験の手順について如何に効率良く進めるかを考えることができ、研究室に入ったら実際にこのように効率良く実験するのだと実感することができました。
- 料理と実験を結びつけることは納得できた。
- グループワークを通じて、実験の計画性など、今後に活かせるものを得ることができたと感じます。
- グループワークをすることで実験の手順やその手順を組み立てる大切さを感じることができた。
- 今までの実験は、方法が全て指定されてあったり、準備が全てなされていることが当たり前のようにやっていたが、今日のグループワークを通して手順を把握すること、計画を立てることの大切さや難しさを学んだ。実験することの知識をもつことも大事だが、要領よく実験を行うことによって失敗を防ぐことにもなると思った。
- グループワークで、効率良く実験を進めるために手順を考える機会を持てて良かった。
- “料理”という日常的なものを通して”実験”を考えることにより、今までよりも具体的なイメージとして“実験”を捉えることができた。どの研究室に行っても基本となる方法・知識・考え方を学べたように思う。
- グループワークをどの班も実験初日にやれると、3日間を通して”段取り”を意識して出来るのではないかと思いました。
およそ30〜40分のワークだったが、多くの学生の心に残ったようだ。やった甲斐があった。
そして……
- 料理は苦手だけど、実験をいっぱいやってうまくなりたいと思う。
- 実際にカツカレーを作りたかった。
なんて言う意見まで。
すばらしい!
『実験をとおして食に関心を持つ』
そんな、新しい可能性を感じてしまった。
「実際にカツカレー作りたかった」という意見には、多数の学生が賛同してくれた。
ふと気がつく。
「調理実習をしようと思っても、我が大学には自由に使える調理設備がない!」
学生たちがこんなに望んでいるのに、調理実習ができないなんて………。うちの大学の大きな課題に気づいた瞬間だった。
こんなに盛り上がってくれた学生に、なんとかカツカレー作りを体験してもらいたいのだが………