写真展の写真のその後 _ My Life

mich_katz2008-01-14

<ワンショット 〜 弁当もきれいに「ハイ、チーズ」!(九大弁当の日にて)>


前回の日記(http://d.hatena.ne.jp/doro_niko/20080112)で紹介した、河東小まつりの“写真展”の写真のその後について少し触れておきましょう。


取っておいて来年もまたまつりで使用するという手もありました。が、「今年見せたものを来年見せてもあまり意味がないな〜」と思い、日頃お世話になっている方やその周辺の方々に喜んで頂けるような使い方ができないだろうかと考えていました。


そこで思いついたのが、昨年から大変お世話になっている内田美智子先生。内田先生の職場、つまり産婦人科に飾って頂き、来院や入院される方々の心の癒しに少しでも役立てられないかと考えました。


この考えを内田先生に伝えたところ、いつものように快諾下さいました。それで額縁付きのまま、36枚のすべての写真を内田先生に渡したのが11月下旬のこと。内田産婦人科がある行橋市の幼稚園で行われた吉田俊道さんの講演の日でした。これが、思いがけない写真の運命につながるのです。


講演を終えて昼食へ行こうとした時、内田先生が言われました。


「この写真のうちの動物の写真を、今日、吉田さんの講演会を催した幼稚園に使って頂かない?」
「えぇ!それ、イイですネ〜!! 爬虫類や両生類の写真は、産婦人科よりも幼稚園のほうが絶対に相応しいですよネ。」


と二つ返事で私も同意し、動物写真を幼稚園へ寄付することになりました。


それから2週間ほど過ぎてのこと。幼稚園にお務めのS川さんより手紙が送られてきました。そこには……

さて、吉田さんの講演会の日にいただいた写真を、子どもたちが観ているところを撮ってみました。…私はうまく撮れないのでお恥ずかしいのですが…、とにかく、喜んでいる姿をお伝えします!!


とあり、写真を見るとこんな子どもたちの姿が……





写真を指差し、食い入るように写真を眺める子どもたち。


私は思いました。


「私の何気ない行動が、こんなにも子どもたちを喜ばせ、そしていつの間にか、私自身がたくさんの幸せを貰っている。こんなにも楽しいお金の使い方があったんだ!」


それからしばらくして、学童保育研究集会の打ち合わせで、年末に内田先生のお宅を訪問したときのこと。


「そうそう、比良松さんの写真を見てもらわんといかんやった。」


と、内田先生に院内の宿泊室に案内されました。落ち着いた雰囲気のきれいな部屋の壁に、私の写真が飾られているではありませんか!しかも、額縁の下にちゃんと植物名の札も貼ってくださっていました。


「お産を終えたばかりのお母さんが赤ちゃんと過ごすひと時を演出するのに、この写真も一役かっているかもしれないんだな〜。」


と思うと感無量でした。


河東小まつりから一月ほどの間に経験したそんな出来事をとおして、私は、16年近く趣味でやって来た写真を、この先どんなふうに活かしていけば良いのかが分かった気がしました。


するとまたひとつ、私の撮った写真が貢献できる企画の話がまたやって来ました。


人生とは素敵なものです。


(記事はどろんこ・にこにこ日記http://d.hatena.ne.jp/doro_niko/からの転載です。)