パワーアップ? _ My Life

mich_katz2008-03-02

ワンショット 〜 「いち、にい、さん、し〜……。はい、これで何グラム?」 ジュースの中の砂糖。(思春期研究会にて)


今日の午後は、宗像市学童保育学習会。参加する予定ではなかったが、なぜか司会を任される。


九州思春期研究会に参加したいのに……
学習会の準備もあるから、無理か……
……と、2年くらい前の自分ならおそらく断念したと思うのだが、今の私はそうならない。
佐藤弘さんの講演、まだ聞いたことないしな〜。来年度PTA企画の講師候補のひとりだからね〜。
愛車プリウスをかっ飛ばして高速道路経由で天神へ。


ひろしさん。面白いです。笑いが絶えないお話に大満足。


「この笑いは、家族みんなで共有したいものです。」 by 比良松道一

我がPTAにも来てください! 


笑いの余韻に浸るのもつかの間、そそくさと会場を抜け出し、かっ飛んで宗像へ。


開催ギリギリで会場に駆け込む。
(うっ、机がワークショップスタイルのグループ配置になっていないではないか!)
しかし、うろたえない。


先月、大学の固定された机と席でワークショップを経験した私にとってそんなこと大した問題ではなかった。


プログラムスタート。
(それにしても雰囲気が硬い。笑いをとるのが大変やろな〜。スライドショーもできるやろうか?)
しかし、うろたえない。事務局長と指導員の講話が続く中、黙々とプロジェクターとパソコンのセッティングをおこなう。
(スライドショーをやるかやらんかは、成り行きまかせでよかろ〜。
グループワーク中にいろいろ突っ込んでやれば、笑いのひとつやふたつはでるやろ〜。)


講話終了。質問時間。
「では、これまでのお二人のお話に対して、質問ある方、どうぞ!」
……無反応。
しかし、うろたえない。


(だよネ〜。普段考えたこともないようなお話について来れるわけないよね〜。じゃあ、こうしよう。)
「せっかく勉強しにきたのだから、分からないことは無くして帰りましょう。まずは、基本的なことからでもいいですよ。」
と言えば、少しずつ手が挙がり始める。



前半の1時間が過ぎ、後半の討論時間。「今日の学習会には、目標があります。それは『参加された皆さんが、ココで学んだことや聞いたことを各保育所へ帰ってしっかりと伝え、来年へ繋げる』です。だから、これまでに聞いたお話も皆さんが要約して伝えなければなりません。それができる自信がある人(手を挙げる)?」
……一人も手を挙げない。
しかし、うろたえない。


(だよネ〜。ハイ、それじゃワークです。)
「同じ話を聞いても、それぞれの受け取り方、感じ方が違います。だから、伝える内容も違ってきます。ですから各自が感じたことや考えていることを一旦、さらけ出しましょう。そして、思いや考えの違いを共有することにします。」
で、ブレスト〜。ルール説明〜。お題〜。ワーク開始〜。


「あ〜、それイイですネ〜!」
「あ〜、めちゃめちゃ大切ですネ。それ。」
「なるほど〜っ!超基本から入りましたネ〜。それで数稼ごうという根端ですネ。頭が柔らかい。」(笑)
と突っ込んでやる気や笑いが出れば、硬かった雰囲気も和らいでいく。後は、全体共有。


終盤。一応、プログラムを考えていたが、それまでに出てきた意見の流れに乗っていない。
しかし、うろたえない。


(あの人に議論のお題をきめてもらお〜っと。)
「Tさん、この先どんな視点でいきましょう?」
と、役員経験の長い保護者へ振れば、すぐにこれから議論するべきことが提案された。
(どうも〜。)


「では、そのお題について、またグループで少し議論してみましょうか?」
「もうグループ討議はやめて、全体で討議した方がいいんやないですか?」
とある保護者。
(思いを語りたい人がそろそろしびれを切らしてきたな〜。)
しかし、うろたえない。


「わかりました。では、全体討論でいきましょう。ただし。一人が語りすぎて他の人が発言できなくなるのは避けたいと思います。ですから、一人3分くらいまでを目処に、意見を言いましょう。かつ、意見内容がお題からそれないように注意してください。」
自由に発言される意見の内容を黙々と要約する。
その時、スライドショーを見てもらえるような流れ(学童保育の本来の良さって何?みたいな議論)にはならなかったので中止を決意。


最後は、私から持ち帰りのお題を提供して終了〜。


(準備に時間をかけなかった割には、よくまとまった学習会だったな〜)とふりかえる。


ワークショップスタイルを実践したことがなかった2年前なら、司会をするだけで精一杯だった。午前も午後もとなれば、昼食をとれないくらい緊張していた。今日のスケジュールなら午前のことを諦めていただろう。


しかし、今回。午前も午後も充実していた。余裕もあった。移動中に、午後のファシリテーションのイメージトレーニングをしていた。昼食をとらなかったことも忘れて……。


これってパワーアップしたってこと?
歳をとってもまだまだ進化はできるみたいですね。


「この涙は家族みんなで共有したいものです。」 by 魚戸おさむ


ここ―食卓から始まる生教育

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