いのちのうた第2章・親が子に遺せるもの
この日は、小学校での講演予定だったので、
コンサートに参加することはできないはずでした。
その講演がインフルエンザの影響でキャンセルとの連絡があったのが2日前。
「コンサート。是非、来てください」
と天国の千恵さんから誘われている気がしました。
癌で闘病中であることを微塵も感じさせない、
彼女の美しい歌声を、私は2回聴きました。
今回。
彼女の闘病生活を支えてきた旦那が、
緊張しながらも一生懸命、心を込めて歌いました。
そして娘も母にそっくりなかわいらしい声で歌いました。
時は流れても、
“三つ目のDNA”はこうしてしっかりと受け継がれていくのでしょう。
慌てず、でも、日々確実に、
私も伝えていきたいと思います。