スライドショー封印


スライドショー。
マダム美智子先生に出会って以来、
今や私の講演、講義には欠かせないツール。

その醍醐味は……
語らずとも伝わる
画像をとおしたメッセージ性がある
音楽による癒し効果がある
話の間が取れる
……など。


1回の講演で3本のスライドショーを使ったこともある。


じゃあ、スライドショーがなくても話せるだろうか?


先週の講演では、できるだけスライドショーを使わないという挑戦を試みた。
4回の講演うち、3回はスライドショー1本、1回はスライドショーなし。
おはなし〜朗読〜おはなし〜朗読〜おはなし……というような流れ。


大きな失敗はなかったと思うが、ぎこちなさを感じる。
毎回、講演後にふりかえりながら、回を重ねるごとに改善するよう微調整をおこなった。
最後の4回目にして手応えのある内容に仕上がったのではないかと思う。


今日、スライドショーなしで講演した学校から感想文が届く。

  • 日々の子育ての中で忘れていた大切なことを思い出させていただき本当に感謝しています。自分にできることを今日から一つずつ実行していきたいと思います。(中学生保護者)
  • 我が子も今年から大学生で自炊しています。生活費を与えすぎることにより、自分で工夫する力を養いきれないように思われます。生きる力を育むよう、親も子も考えなければならない時代になったのだと思います。家族が共に食卓を囲むことの大事さを今日改めて感じました。食事をとる時間がずれだし、一人で食事をとることが多いようです。週に一度でも家族で食卓を囲むようにしたいと思います。(中学生保護者)
  • とても楽しくためになる講座でした。食の大切さを実感しました。食べることだけではなく、行きていく全てのことにつながっていると感じました。(小学生保護者)
  • 先生のお話はすごくおもしろくて、頭に残る内容でした。真似でいいから他の学校でしているいろんな取り組みを何かして欲しいです。家では、なるべく時間がある時に、子どもと一緒に食事を作っています。続けたいと思います。特に、男の子にはさせないといけないと思いました。初めて食育の講演を聞きましたが、すごく良かったです。先生のお話は、また聞きたいと思いました。(小学生保護者)
  • 弁当というツールでこんなにも素晴らしい体験を子どもたちに提供できるなんて考えてもいませんでした。とてもためになりました。(小学生保護者)
  • 弁当作り。普段何気なくやっていますが、子どもにさせると、こんなにも良い影響があるのだと感心させられっぱなしでした。(小学生保護者)
  • 弁当を作ることで心が育つのなら、私の親にでも子どもに教えてやれることだと思いました。実行できることから子どもにやらせてみようと思います。(小学生保護者)
  • 食の大切さは理解できていると思う。家庭でもそれを大切にし、子どもたちにに日々言っているが、子どもたちの心に響いていない。それは体験がないからだと思った。言うだけでは体得できない。家族としてできること、また、周りの友達や先生から褒められ、時として傷つく出来事があっても、心が育つのだと思う。ありがとうございました。(小学生保護者)
  • 最近、台所に立とうとする姿がたくさん見られます。でも、つい、「危ない!」と余計な手を出してしまい、子どもの体験を邪魔している自分に気づきました。もっと見守って育てていけるようにしたいです。(小学生保護者)
  • 本日の話は、私にとってたくさん響くものでした。食と心のつながり等、日々、頭で思うことと行動のバラバラさに改めて思い至り……反省です。(小学生保護者)
  • 「弁当の日」の取り組みは素晴らしいと思いました。自分の学校の生徒にもあんな笑顔になってもらいたいし、そういう姿をみたいと思いました。大学生の食生活は思わず笑ってしまいましたが、自分の食事を振り返ると他人事ではないと思いました。自分の食生活も見直したいと思いました。(中学校関係者)
  • 「弁当の日」の取り組みにはとても感動しました。まさに、食をとおした心を育てる教育だと思います。私は、学校現場で給食を残さないように指導をしていますが、なかなかうまくいきません。今日の講演で学んだことを生徒達に伝えながら、これからも指導したいと思います。(中学校関係者)
  • 今日の講演は、とても興味深く聞くことができました。食の大切さはわかっていても、それをどう実践していくか……自分の生活を振り返り、反省させられるばかりです。子どもと一緒に会話を楽しみながら食事をして、孤独感のないようにしていきたいです。教育の場でも食を通して心の教育ができればと考えています。これからの課題です。(中学校関係者)
  • 日々、忙しい忙しいと良いながら、一番当たり前のことを指導し忘れていたと思います。ありがとうございました。(中学校関係者)
  • 「命をいただく」という絵本に感動しました。子どもたちに「いただきます」の意味を教えていたつもりですが、より具体的で心に沁みます。「弁当の日」の実践、とても興味深い話でした。このような取り組みが本校でも取り入れていければいいなと思います。(小学校関係者)
  • 命のつがなりを感じるお話でした。ありがとうございました。心が温かくなりました。(小学校関係者)
  • 食についての現状を知りました.弁当の日の取り組みが学校全体を換えることに驚きました。子どもたちの活き活きとした表情から納得できました。できることから始めたいと思いました。ありがとうございました。(小学校関係者)
  • 「命を感じることができる人は感謝の気持ちを忘れることができない人だ」と言われたことが特に心が打たれました。先日、娘に自分のお弁当を作らせました。(親子喧嘩のあげく)二日ほど一生懸命作っていましたが、「お母さんの気持ちがわかる」と言ってくれました。(小学校関係者)
  • 弁当の日の取り組みを非常に楽しく、感動しながら聞かせて頂きました。是非、また聞きたい話でした。多くの方々に聞いてもらいたいと思います。(小学校関係者)


自己評価をはるかに上回る評価。
皆さん、ほんとうにありがとうございます。


それからこんな感想も頂きました。

  • 実践したい。「でも」が多すぎる。実践するために必要な方法が知りたいと思います。教育委員会、管理職を説得させる方法を知りたいと思います。(中学校関係者)


ごもっともです。


“でも”……


実践できる方法を編み出す過程が意義深いことだと私は思うのです。
説得できる方法を考える過程にやりがいを感じるのだと私は思うのです。
そこは他人の譲るのでなく、是非とも自分のものにしてください。

仕事が忙しいのに……と思って参加した今日の講演会。心がとても温かくなりました。我が子の今までを振り返りました。教室の子どもたちを見つめ直しました。私に、明日から何ができるのだろうか。今すぐには分かりませんが、しっかり向き合って愛一杯の環境をつくりたい気持ちになりました。ありがとうございました。(小学校関係者)


その愛をどうぞ子どもたちへ注いでください。