食育講演 in 佐伯
週末は、佐伯市の切畑小学校で児童と保護者に食育講演。
全校生徒。
1〜6年生95名。
6歳から12歳の子ども。
これまでにいろいろな学年の小学生を相手に授業した私の経験にもとづけば、この年齢差はかなり大きい。
小学生全学年を相手に授業するのは、私にとってはじめての挑戦。
小学生が大好きなクイズ形式で(ほとんど受け売りの)引出しを用意し、プログラムを組み立てた。
テーマは“いのち”。
まずは低学年を中心に攻める。
「朝ご飯、食べてきた人?」
「は〜〜〜い!」(全員手を挙げる)。
「じゃあ次の質問。みんな、なんで食べると?」
「…………」
「“箸”とか言わんでよ。」
「#”&%@!(笑)」
「お腹がすくから〜!」
「知恵がつくように〜!」
「そうね、そうやね。じゃあ訊くよ。ず〜〜〜っと食べんとどうなると?」
「死ぬ〜!」
「ほぉ、みんな、食べんと死ぬって知っとるとやネ?」
「うん!」
「じゃあ、今日の朝ご飯を食べよう時、『これ食べたけん今日も生きていける〜〜〜』って感動しながら食べた?」
「$#”&%@!(笑)」
次は中学年。
用意した清涼飲料水とスティックシュガーを手提げから取り出して……
「これ好き?」
「はい」
「そうネ。美味しいよね〜。じゃあ、この中に溶けてる砂糖の量を知ってる?」
「知りません。」
「じゃあ、教えてあげるから両手を出して下さい。この清涼飲料水の中に溶けている砂糖の量と同じ量のスティックシュガーを置くから、会場のみんなもいっしょに数えてください。はい、い〜〜〜ち。」
「い〜〜〜ち。」
………(中略)。
「じゅうし。」
「じゅうし。」
「はい、何グラム?」
「42グラム。」
「そう、42グラムが溶けています。はい、このジュース大好きな◯◯ちゃんが、今からこの砂糖を全部飲みま〜す!」
「$#”&%@!(笑)」
最後は高学年。
「オッパイは好きですか?」
「$#”&%@!(苦笑)」
「じゃあオッパイは何からできてますか?」
「乳〜!」
「脂肪〜!」
(お母さまたちが下を向いて苦笑。)
(説明)
妊婦がタバコを吸っている映像を見せる。
「この絵を説明してください。」
「(説明)」
母の食べるものが子の命に良くも悪くもつながると補足説明。
「では次、水俣病という病気を知ってますか?」
「はい。」
「じゃあ、水俣病を説明してください。」
「(説明)」
「では、問題です。水俣の地域では、みんなと同じように魚を食べながら水俣病にならなかった人がいました。次のうち誰でしょう。……」
(ここからは下記の本を読んでください。)
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みんな、最後まで飽きずについてきてくれた。
えらい、えらい。
小学生の授業は楽しい。
私にはとても愛称が良い。
そう思っていたら、佐伯市役所のSさんから身に余る有り難いメールを頂く。
しかし、切畑小学校講演、
すばらしかったですね〜〜〜
自分はこれまで、食卓の向こう側講師陣のお話しは
西日本の各地で何十回も見聞させていただいてますが、
あんなに劇的な講演は初めてです!
マジで!これマジっす!!
だって、小学校1年生児童から大人まで
完璧に理解して、感動まで与えて、涙まで流させて…
ランチひらまつ恐ろしや〜!
先生の底力を見た気がしました。すごい!
……ということで、小学生を笑わせて泣かすお話は私にお任せあれ。