ある市役所マンの想い


今や、県内有数の食育先進地と評される佐伯市


その推進を担う市役所マンが「まだ、できてないことがある」と言う。


高校生の食育。


「市の教育委員会の守備範囲でない県立高校との接点がほとんどなかった」と言うのだ。


なるほどと思った。


「市内三校ののうち、商業系と農業系の高校は近々統合されるが、進学より就職する生徒の方が圧倒的に多い。彼らが就職する前に、自分で料理を作ったりすることの大切さを伝えたい」と切り出され、二時間ほど二人で佐伯市内の高校生の食育プログラムについてアイデアを出し合った。


そしたら、出るわ出るわ。本当にワクワクする創造的な時間が流れて行った。


「あ〜、休みやなかったら、今からでも高校に行って提案したかったわ〜」と柴田さん。


佐伯には、人もモノも、資源が揃っている。あとは、それをつなげる力が必要なだけだと私は思う。


そういうことに市民でない私の様な者が関わらせていただけるのは、たいへんありがたいお話である。


― 柴田 真佑さんと一緒です。