豊後大野市食育講演会


本日は豊後大野で講演。


マダム美智子せんせい、竹下和男せんせい、松木喜美子せんせい、吉田俊道さん、しばっち。これまでに錚々たるメンバーがこの地に何度も足を運んでいる。


その結果、市内の全中学校といくつかの小学校が「弁当の日」に取り組み、菌ちゃん野菜の栽培に取り組んでいる保育園もある。


私の役割は?


こういう時は、送りバントに徹するに限る。これまでの講師陣が塁上にためて下さったランナーを確実に進塁させる、できるだけ絶妙なバントを決めること以上に大切なことはない。


保育士、中学生とその母親、栄養教諭。わたしの前に登壇した皆さんの素晴らしい実践発表を聴きながら、講演の内容を組み立てた。テーマは、「どうすればバトンを受け継ぐことごできるのか」。保育園児とその両親、小中学生と祖父母、大学生と教員と話題を繋ぎながら、食を通して成長していく物語を展開した。


講演終了後に栄養教諭が「一緒に話を聴いていた、うちのお婆ちゃんが泣いてました」と伝えてくれた。中学生のお母さんは、たくさんの野菜を手土産に持たせてくれた。会場にいたご夫婦ほ、私の本じゃないのにサインを依頼をしてきた。講演後のそういう反応が、送りバントが成功した証しだと思った。


これで次に登場するバッターは気持ちよく打てるはず。肩の荷が下りて安堵したので、地元産豊後牛をお土産として買い込み、久しぶりのすき焼き料理の団欒を空想しながら帰路に着いた。


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