今年は穏やかな科研採択発表の日々

今,全国の大学で一喜一憂の光景が展開されている.多くの大学研究者が,主要な研究費としている「科学研究費」の採択発表の時期だからである.先週末頃から様々な業者の出入りも激しい.彼らにとってこの時期は高額研究備品の発注を多数受けることができるからである.
我が園芸学研究室にも,毎年この時期にはいろんな業者が御用聞きに来られる.うちの研究室では,ほとんどの研究備品の購入計画と予算配分は助手に任せられているので,私のところに業者がどっと押し寄せる.交通整理が結構大変で,時には,業者の執拗な注文聞きにうんざりすることもある.
しかし今年は平穏な日々を送っている.研究室スタッフ全員で一昨年もしくは昨年から継続して頂いている4件の科研費があるものの,高額備品の購入予定がないからである.この時期に,大きな買い物がないのも少し寂しい気もするが,たまにはこういうふうに静かに過ごせるのも良いと思う.