100人の村 たべもの編

「世界がもし100人の村だったら」という話題の本がある.世界を100人というコンパクトな人口で構成される仮想の村に置き換え,世界におけるさまざまな不平等をわかりやすく解説した絵本だ.もとは,アメリカの大学教授のコラムを,別の大学教授が分かりやすく書き直して友人にメールを送ったことがきっかけとなり,世界に広がったお話である.
一昨年,私も購入して読んだが,昨日,本屋に立ち寄った際に,続編にあたる食べ物編をみつけたので,早速購入した.

以下,後半の一節の引用

小学生と中学生を100人とすると朝食をかならず食べるのは77人です
19人は,たべないことがあります.
2人は,ほとんどたべません.
70人は,給食をいつも,あるいはときどきのこします.
日本のわたしたちは世界でいちばんたくさんのたべのこしを捨てています.
わたしたちが捨てるたべのこしは,年に2000万トンです.
世界の食料援助量は,年に1000万トンです.

驚くべき数字だ.
国外に食料の70%を依存しているにもかかわらずである.
我々が如何にもったいないことをしているかがよくわかる.