夏の名残と秋の深まり

朝晩が急に寒くなって,毛布がないと眠れないような季節になってきた.我が家の子ども達は夏用掛け布団で寝ていたためか,風邪をひいてしまった.
今日,大学生門付近を歩いていたら,モンキアゲハが1頭,ひらひらと目の前を横切って行った.こんな季節に,こんな餌が少ないところで何をしているのだろう?夏とは明らかに違う弱々しい飛び方を見ていると切なさを感じた.
先日の松尾氏とのデジカメワークショップの時は,学内の樹々はまだまだ緑色で,写真を取るには時期が少し早かったなと思っていた.その学内の樹々は,赤や茶色や黄色に色付いている.
静かな日曜のキャンパス内の地蔵の森に木漏れ日が差し,その中を人が歩く光景はすっかり秋の絵だった.正門の側のトチノキの葉は周縁が焼ける様に茶色く色付いている.それだけだと奇麗でもないが,今日は,見上げると真っ青な秋空が背景となってどことなく美しい.道を挟んで反対側にある銀杏の葉も黄味を帯びてきた.松尾さんが,「あれが色付く頃にまた来たい」と言われた工学部のナンキンハゼの葉も赤味が増してきた.農学部生協の前のカツラの葉も先日よりもずっと黄色の深みが増した.駐車場のケヤキもすっかり茶色に衣替え.
キャンパス内の風景写真を撮るなら今ですね.
そんな余裕が欲しいな〜