Revival _ A University's Scene

モウソウチクの伐採跡に


よみがえった スイセン
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昨日(土曜日)は,一家そろって浜地酒造の蔵開きへ.


最近,なかなか伊都キャンパスへ足を運ぶ機会がなかったので,昨年の森林保全活動を行った場所まで,地元の小学生たちと植えたヤマツツジの様子を見に行きました.


保全活動の場所までは,酒蔵から集落の裏手へと伸びる,通称「ビール街道」を歩いて2〜3分.大学キャンパスの南側の緑地はモウソウチクが蔓延っていますが,昨年の保全活動でモウソウチクを伐採した場所だけが広場のように開けています.


そこに里山復元のシンボルとして地元の小学生たちと植えた10株ほどのヤマツツジが,冬の寒さに葉を紫色にして耐えながらもしっかりと上を向いて立っていました.


元気なヤマツツジの姿に一安心し,辺りを見回していたところ,白い花が目に留まりました.


スイセンです.2輪咲いていました.そこは以前竹で覆われていた場所.竹が無くなって光が十分に当たるようになったからでしょうか.まとまった数のスイセンの葉にまぎれて咲いていました.


その他にも満開の白梅,元気よく展葉しているシャガの葉,真っ赤な花をたわわに咲かせるヤブツバキ.どの植物も,まだそこが農地だった頃に持ち主が植えたものでしょう.竹林が鬱蒼としているときには,これらの植物があることには気づいていませんでした.思いがけない花々の発見に少し嬉しくなりました.


かつての里山の姿がよみがえりつつあります.
「育つ記念碑」ヤマツツジの復活プロジェクト(ツツジ絵巻プロジェクト)もいよいよ2年目へ突入です.