「学童版おべんとうの日」レポート
「私はノリで巻いたよ!」
「私は梅干し入り!」
「僕はふりかけをまぶしたよ!」
「うわ〜!すご〜い!!○○ちゃんのおにぎり!!!」
先週土曜.学童保育所の昼食は,おそらく,きっと,いつもより賑やかだった.いろんな形や味のおにぎりが保育所内の8脚ほどのテーブルに並んだ.テーブルを囲んで座った子どもたちは,それぞれが自作したおにぎりをアピールしたり,他の子のおにぎりを褒めたたえたりしていた.
学童版おべんとうの日第1回目.「どれくらいの親が協力してくれるのか?」そんな私の不安をかき消してくれるかのように,9割くらいの子が自作おにぎりを持って来てくれた.
「写真を撮るまでは,おにぎりを食べないでね〜!」と子どもたちにお願いし,60名ほどの子どもたちと持参したおにぎりを写真に収めていった.自慢気なようすで素直に撮影に応じてくれる子も居れば,自分のおにぎりを撮られるのは恥ずかしいと撮影を拒む子も居る.「それは何て言うおにぎり?」「どんな工夫したの?」「それはすごいな〜!」など,子どもたちのご機嫌をとりつつ,もうひとりの保護者会長Tさんとふたりでなんとかすべての子どもの写真を撮り終えた.
若手指導員(先生)のひとりは,何人かの子どもたちが,次に挑戦したいことを自発的に提案していたことに大変驚いたと語ってくれた.それくらい,子どもたちの反応が良かった.子どもたちの反応が良かったと言うことは,親の協力も結構前向きだったということだろう.いくつかの反省点(それはまたの機会に述べたい)を残したものの,準備に結構時間を割いた甲斐もあり,第一回目のお弁当の日はまずまずのスタートとなった.
そしてお弁当の日から5日が経った今日,土曜日.
お弁当の日ではないのに,Mくんは自作弁当を持って来た.おにぎり,たまごやき,ウインナー,フライ.「スゴ〜イ!!」と思わず出てしまった私の大きな声に周囲の子どもたちが反応し,Mくんは取り囲まれる.あっという間に注目の的だ.写真を撮らせてという私に,彼は,はにかみながらも応じてくれた.
料理を自分で作ることの面白さは男子にだって分かる.‘お弁当の日でなくても私も作ってこよう’と密かに闘志を燃やした子も居たに違いない.これが私が皆に伝えたい,お弁当の日の‘すごさ’のひとつだ.
この‘すごさ’が他の子どもたちにも伝染して欲しい.
竹下先生,ありがとうございました.IJさん,ゴーシ舎長,ありがとう.
‘どろんこ・にこにこ日記(http://d.hatena.ne.jp/doro_niko/)’で紹介していきます.