台風上陸を尻目に台湾上陸 _ Campus Life
私が研究しているユリの採種のために台湾に来ている．台風が九州に接近していたので飛行機が飛ぶかどうか心配だったが，福岡が暴風域に突入する前になんとか飛び立てた．
初日，台北泊．受け入れてくださるK先生とのスケジュールを調整するために，台北市内に滞在．台湾渡航はもう７回くらいになるが，台北市内に滞在するのは初．
散歩の途中で点心（軽食）のお店を見つけて入る．高山ウーロン茶付きのコースメニューを注文し，ワンタンのスープ，茹でたヘチマ，鴨肉と漢方人参の蒸し煮を頂く．美味い．台湾で食べる点心は初．
歩き疲れたので，公共の交通機関を利用することにする．市内を走るメトロ（地下鉄）に乗車．日本のような磁気の乗車券でなく，プラスティック製のコインを購入し，それを改札機の読み取り面にかざすと改札口を通ることができた．出口ではそのコインを改札機に投入する．市内メトロも初．
２日目，K先生と会うために，嘉義市へ移動．いつもは高速バスを使うが，今回は，開通したばかりの台湾高速鉄道（新幹線）を使う．従来は４時間かかった旅が１時間１５分で可能になった．これも初．
嘉義市内のホテルにチェックインして夕食．夕食は海鮮料理．店の入口のショーケースや水槽に入った食材から好きなものを選んで料理してもらうのがこちらのスタイル．ちょうど魚屋と大衆食堂が同居している感じだ．瓶ビールも自分で勝手にショーケースから取り出してテーブルまで運ぶ．台湾人たちが宴会と言えば，いつもこんな感じでやっている．台北市内のお洒落なレストランとは趣きが異なり，混沌とした庶民的な匂いが漂う．私にはすっかりお馴染みのスタイルで，その雰囲気がなんとも楽しい．
ここのお店で頂いたカエル料理は初じめてだった．これがカエル好きな私の42回目の生誕祝いということだったのだろう．
