台湾餐考2 _ Campus Life

mich_katz2007-07-20



写真は,夕食で訪れた台東市内の地元レストラン.そんなに大きなレストランでないけれどもすごい繁盛ぶりである.地元の人が勧めてくれたのもうなずける.


3人で訪れた私たちは,部屋の片隅にある店内唯一の小さな角卓に通された.K先生は,店の人にお勧め料理を聞きながら7品ほど注文した.


それを傍らで見ながら私は「またそんなにオーダーして…」と思う.と言うのも,こちらのレストランの1品の量は,日本のレストランの1品の2〜3倍は優にある.こちらに来たばかりの日の夕食では,同行した大学院生のSさんと2人で4品に挑戦したが,あえなく敗退した.それを7品も頼んで3人で食べようと言うのだ.


結果はと言うと,料理が評判どおり美味かったこともあり,完食とは行かないまでもなんとかほぼ全部を食べることができた.もちろんビール(大瓶6本)付きで.


このお店では,料理の味以外に印象的だったことがある.それは,他の10人以上座れる円卓にで楽しそうに食べていた地元の人たち.


おじいさんやおばあさんから孫まで一緒に来ているグループ.子ども連れ親戚数世帯で来ているグループ.どこかの職場団体のようなおじさんたちだけのグループ.そんな人たちが,たらふく食べて,飲んで,しゃべって……….まさに団欒(だんらん)である.1〜2人ではなかなか入れないレストランが,この国で普通に繁盛しているのは,彼らがこうした食事のスタイルを重んじているところにあるのだろう.こうした点は,日本人も見習うべきところではないだろうか.


次の朝,ホテルで貰った朝食券で入ったお店は,道を挟んですぐ近くに建つマクドナルド.


人口11万人程度の街でさえ,こうした外来ファーストフードのお店が進出している.一人でも座れて個食が可能なテーブルがたくさん並ぶ店内には,若い人たちが多い.


はたして彼らは,この国で,あの昨日のような団欒を継承していくのだろうか.

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