福岡県学童保育研究集会1 _ My Life


「チョコより“ここ”〜バレンタインデーの贈り物」
ホームレス中学生」や「陰日向に咲く」の人気に迫る勢いです!(http://d.hatena.ne.jp/kab-log/20080205


ここ―食卓から始まる生教育

ここ―食卓から始まる生教育


午前5時 起床。


いよいよ福岡県学童保育研究集会だ。半年以上の労が報われるか否か。楽しみでもあるし不安でもある。しかも今日は分科会を手伝ってくれる学生たちとの弁当の日もある。テーマは「子どもに作ってあげたい料理」。学童保育の研究集会に相応しいテーマだ。


朝は余裕がないだろうと想い、昨晩のうちに、先日の家族旅行で買った天草牛深産の大きないりこを使って”田作り”を作った。子どもたちの顎を鍛え、カルシウムをたくさん取って欲しいという願いを込めて。


初めて作ってみたが、妻に「美味い!」と言われ、気を良くして朝も追加で作る。先日、私にそばとうどんをご馳走してくださった内田パパ先生とY崎さんへのお礼、それに、今日食卓の向こう側を売りに来られる安武さんのお子さんのおやつにも……


午前7時半 車のフロントガラスが凍るほど寒い。慌ただしく荷物を車に積み込み、分科会を運営する保護者スタッフとの待ち合わせ場所に。Oさん、Sさん、Yさんと落ち合う。


午前8時過ぎ 分科会会場の九州国際大学に到着。荷物をおろした後に、保護者スタッフに会場設営を任せ、午前会場の八幡市民会館へ移動する。


午前8時半 八幡市民会館開場。「ここ」を販売して下さるクエストさんを、販売場所へ案内する。


午前9時 内田先生到着。講演会場でスライドと音楽をチェック。


午前9時半 九大生5人が到着。講師控え室に案内。


午前9時45分 開会行事。祇園学童保育クラブの子どもたちの合唱とけん玉。一生懸命な姿に涙。


午前10時過ぎ 安武さん一家が到着。書籍販売場所へ案内する。


午前10時半過ぎ 内田先生の講演「愛された子どもは素敵な大人になる〜食卓から始まる生教育」スタート。


万が一に備え、プロジエクターの脇に置かれた先生のパソコンに一番近い席に陣取る。先生の自己紹介を兼ねた赤ちゃんと命のスライドショーでスタート。泣き始める参加者たち。


優しく物静かな語りが続く中、滝宮小学校弁当の日スライドショー、波佐見南小学校のみそ汁の日と続き……


「『勇気と希望と微笑みのスライドショー』比良松道一作。」と紹介される。


700名の参加者の前に、名前が曝されるのは気恥ずかしい。しかし、それよりも気になることは、映像と音楽のタイミング。内田方式(音楽CDを別に演奏しながら、スライドを自動もしくは手動送りしてタイミングを合わせる方法)は初めて。昨日のリハーサルどおりにいってくれるよう、固唾を呑んで見守る。


スライドショー終了。タイミングもばっちり合っていた。ホッと胸を撫で下ろす。


その後、六本松さくらさんことちえさんの歌声とスライドショーで講演終了。感動と感激の拍手。


さあ、「ここ」の販売だ。司会者さん、頼みますよ〜。


「先生の本、私も読みましたが、なかなか感動的でした。それでは、事務連絡……」


ええ〜っ!それだけですか〜〜!!こりゃイカん。売り場で客引きせんバ!


学生たちにも参加者を書籍売り場へ誘導してくれと頼む。「内田先生の本はこちらで販売していま〜す!ご興味のある方は是非手に取ってご覧ください〜い!」と奮闘する。学生たちも本を上にかざしながら客引きに奮闘してくれた。しかし如何せん、700名もの参加者が二つの出口から一気に流れ出るので、全体にPRが行き渡らない。小さな網で大量の魚を獲ろうとしている感じだった。100冊売れただろうか。


「本を売るのは難しい。」


参加者が購入した本に一生懸命サインをする内田先生の傍らでそう実感した。無念。午前中があっという間に過ぎていった。