未来に残したい「糸島の宝」写真展プラス


いとエコキャンペーン常設企画未来に残したい「糸島の宝写真展」。


美しい松尾紘一郎さんの糸島の風景写真。写真に付した糸島の歴史を解説するキャプションを熱心に読むギャラリーの姿。それを見て、写真を「見せる」だけでなく「読ませる」ことも大切だと実感した。


実は、私の写真展でもそんなキャプションを用意するつもりだった。
……が、準備に力を割くことができず結局出来ずじまい。
やり残したことをそのままにするのは気持ちが悪い。
ということで、ここでキャプション付き写真展を。

オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。


あなたたち大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。
あなたたちはいつも私たちを愛しているといいます。
しかし、言わせてください。
もしそのことばがほんとうなら、どうか、ほんとうだということを行動で示してください。」


私たちを動かした12歳の少女セヴァン・スズキさんのスピーチ

私はまず、「もったいない」という言葉のルーツに感銘を受けました。
長年、私が取り組んできた環境問題への活動の中、合い言葉としてきた 「3R(リサイクル・リユース・リデュース)」ということを、たった一言で見事に言い表しているからです。


「私には何ができますか?」と聞かれたとき、いつもこのように話しています。
「一人一人に変化を起こす力がある」と私は言います。


私たちや子供たちの希望する生活を実現させるために、環境保護活動と復旧活動に参加してください。
他人が私たちのために してくれることを待っていてはなりません。


私たちを動かしたノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイさんのメッセージ


糸島の生きもの



ニホンアマガエル(Hyla japonica)



カスミサンショウウオ(Hynobius nebulosus/絶滅危惧II類)



クロイトトンボ(Cercion calamorum)



コウホネ(Nuphar japonicum/絶滅危惧II類)



ヤマツツジ(hododendron Kaempferi)



ナンゴクデンジソウ(Marsilea crenata/絶滅危惧IA類)


糸島の里



荒れた竹林で子どもたちと掘った筍



地元の人たちと一緒に汗を流した”でかた”



自分たちで作った田んぼでの田植え



糸島の伝統



人力で運ぶ大量の蒸し米の重み



発酵タンクから放たれるリンゴのような香り



酒造りの伝統の技法”しずく搾り”



そんな糸島の宝を


糸島の未来に残したい