食育講話 at 大学農場


大学農場で1〜2年生向けに食育のはなし。
大学で食育授業をするのは初めてかもしれない。


最近、食育のはなしで大事にしているのは、話しを聞いた一人一人の行動につなげること。だから、聞き手の思考視点の移動を意識したはなしの流れを工夫する。


グローバルからローカルへ。
身近でない問題から身近な問題へ。
私という個が所属しない世界から、個が所属する世界へ。
そんなふうに。


この方法だと、ひとまず、一般論的な(人ごと的な)意見を促しやすいので、聞き手の参加意識を高めることができる。その後身近な問題へ展開することによって、我が身を振り返らせ、個の行動とのギャップを気付かせることができる。最終的に、私もどげんかせんといかん、という気持ちを促しやすい。


今回は、
日本の農業と食料ゴミ〜日本人の矛盾
最近の子ども〜最近の親〜最近の大学生〜自分の未来
頑張る小学生〜頑張る大学生
という流れで、コンパクトに50分でまとめた。


清涼飲料の砂糖含量や大学生の食事を紹介すると
「え〜っ!」
「うそ〜!!」
「気持ちわる〜。」
……
と素直なレスポンス。
そして、弁当の日スライドショーでは、一転して真剣な表情。


招待してくださった農場教員のO先生から「午後の実習の休憩の時に,午前中の講義についての感想を尋ねたところ,みなの心にしみていたようでした.」とのメールを頂く。


よかったです。
明日から清涼飲料を控えてくれるかな。