スゴい写真と素敵な写真と


竹下先生と宗像・糸島を巡った2日間。道中、共通の趣味である写真の話しで盛り上がる。


その際、竹下先生の義理のお兄さんが有名な山岳写真家であることを知らされる。聞けば、他の人には絶対真似できない迫力に満ちた山の写真を撮り続け、様々な賞を受賞され、その道では大変有名な写真家なのだそうだ。「帰ったら、写真集送りますよ」との言葉どおり、この度、私の手元に写真集が届けられた。

滝谷 一期一会の北穂高岳 塩田卓夫写真集

滝谷 一期一会の北穂高岳 塩田卓夫写真集


早速開けてみると………
スゴい。
思わず息を飲むほどの迫力ある写真の数々。
穂高に足を運んだことがない私にさえ、荒々しい山の雰囲気、その中に潜む自然の美しさが伝わってくる。


「彼は私の写真には見向きもしなかったけどネ。」と竹下先生。


実は、その写真家塩田卓夫さんは、今年の2月、山で雪崩に巻き込まれて急逝された。写真集「滝谷」は、塩田さんが生前から出版を念願されたもので、塩田さんの偉業を偲ぶかたちとなって、今年の8月に出版されたのだ。


私は思う。
写真は絵画と一緒。
自分が感じたものを感じたように表現できること。
そして、作者が感じたことが感じたように見る人に伝わること。
それが一番大切なのだと。


写真集と一緒に送られてきたCDに記録されたファイルをパソコンで開くと、そこには………。

家族の肖像 by 竹下和男


先生、素敵な写真、どうもありがとうございました。