環境講座講師 in 宗像市


「農」からみた地球温暖化について話してもらえませんか。


そういうオファーだった。
頂いたオファーは断りません……、ですよネ、団長さん。


とうことで、宗像市民向けの環境講座で講師。


例えば、地球温暖化になると………、
高温不稔でお米が不作になります。
米の品質が低下します.
リンゴの着色が悪くなります。
害虫の世代交代が速くなり、作物への被害が大きくなります。
低温要求性の生長が狂います。
………etc.


でも、
お米の作付け時期を変える、
防除を徹底する、
品種改良、
遺伝子組換え、
……etc.で、なんとかなると専門家は考えています。


ということは、
地球温暖化による農業への影響は、
私たち個人が頑張らなくても頑張ってもあまり変わらないということなのですか?
ピンときませんネ。
では、もっと身近な問題に置き換えてみましょう。


この写真は何でしょう?


そう、熱帯雨林の伐採です。
そこに世界的に需要の高い、油椰子や大豆を植えるのです。
そこでできた油椰子や大豆を誰が一番買っているのでしょう。
そうなんです、日本人はかなりのお得意様です。
つまり、私たちは熱帯雨林伐採のお手伝いをしているということです。
それは地球温暖化のお手伝いとも言えます。
その一方で、私たちは毎年2万トンの食料を捨てています。
60%の食料を外国に依存しながらです。


消費者が考えて行動すれば、なんとかなるんじゃないですか?


みなさん。
私たちの住む街の農業、どうなって欲しいですか?


(10分のグループワークでシェア)

優れた品種を
後継者たくさん
若者たくさん
爽やか&汗臭い
農家がしっかり勉強
消費者も変わる
作り手の顔がちゃんと見える
市民も一緒に農業を
安くて美味しい
B級品も販売
身体に良い
減農薬
旬のものを実感できる
地産地消
自給率を上げる
大豆生産日本一に


ここにいる皆さんは、こんなふうに地域の農業のことを心配されています。
「農」を支えるのは私たちの「食」への行動です。


ここからはいつもの食育教材。


想いを共有できれば、あとは行動です。