学童保育弁当の日


今年度2回目の学童保育弁当の日。
また嬉しいことがたくさんあった。


まず、実施計画。保護者会パパ役員のTさん、Kさんが指導員と相談して実施日を決定。私はノータッチ。役員から取材のみを依頼された。私からの希望がなくとも、自発的にパパさんたちが動いて下さったことがとても嬉しかった。


それから、子どもたち。今回は、土曜日に実施された前回に(家庭で過ごしたので)参加できなかった児童の初参加が多数。特に1年生たちの頑張りが印象的だった。一年生のある女の子は、朝6時に起きて自分だけで可愛いサンドイッチをつくった。別の女の子は、お母さんがつくったおかずやおにぎりを弁当箱にきれいに詰めた。またある男の子は初めてお米を研いで炊飯ジャーで炊いた。


そして、先生たち。「すごいネ〜!」「頑張ったネ〜!」「おいしそうやネ〜!」「6時に起きて頑張ったんやもんネ〜!」と先生たちが子どもたちに賞賛の声をかける。作れなかった子には「今度頑張ればいいヨ〜。」と優しい声をかける。指導員のI先生は、「お母さんが『朝6時に起きて作りました。』って書かれていたんですヨ!」と私に連絡帳を見せてくださった。また「弁当の日のことを忘れていた母親が子どもから『なんで言ってくれんかったと!』って子どもに厳しく叱られたそうです。」と教えてくださった。これらの大人の振る舞いすべてが何気ないことかもしれない。しかしそういう振る舞いがあるとないとでは弁当の日の有り様は大いに違ってくると私は思う。子どもたちの弁当の日の受けとめ方は全然違ってくるだろう。成長の仕方は全然違うだろう。周りの大人たちの支えや反応があっての弁当の日。「先生や大人が燃えないの弁当の日はダメです」と竹下和男先生もよく言われる。


弁当の日には家庭で手作りするときも、みんなで食べるときもドラマがある。たくさんの、でも一人一人異なるドラマが。目に見えるドラマもあれば、心の中のドラマも。時には嬉しく、キラキラ輝いていて、時にはほろ苦く、ズシンと響いて。


そんな弁当の日物語をできるだけたくさんの大人たちと共有したい。
そして一緒に感動したい。