野の花見 〜 少人数セミナーFW「生物多様性」


(5/21に遡る日記)


花見。
桜でなく野草を愛でる「野の花見」。
本年度第1回目の少人数セミナーのフィールドワークである。


今年は、昨年とは違うコース、伊都キャンパス周辺のと田園とキャンパス内の生物多様性ゾーン巡るコースでおこなった。


綺麗なものも、地味なものも。
小さいものも、大きいものも。
とにかく、花という花をできるだけ多く見つけ、そして愛でるのだ。


6グループに分かれて散策して見つけた野の花は80以上。
学生たちから感嘆の声があがる。

  • 今日の野の花見で、いつもだったら気に留めない野の花をじっくり見ることができました。よく似た花でも種類が違ったりしてすごく面白かったです。地元を思い出しました。お弁当では花の発想が1人1人違ってここにも個性があるんだなあと思いました。いつもなら自分のためだけに作るので、みんなに食べてもらえて嬉しかったです。みんなが作った料理もとても可愛くて、おいしくてお腹いっぱいになりました。
  • 今日は久しぶりに自然に接した気がしました。開拓が進む中でも生物多様性のことを考えなければならないのは当たり前だけど気がついていなかったです。初めて見た花もたくさんあってとても楽しかったです。昼食でもみんなの手が凝っていて自分のが申し訳なかったですが、おいしいと言ってくれて嬉しかったです。次はもう少しマシなものを作ってきます。先生のちらし寿司もとてもおいしかったです。今日は本当にありがとうございました。
  • 今日はすごく楽しかったです。意外と花や草の種類があることに驚きました!!同じ花の色でもよく見ると違う花がたくさんありました。黄色と紫と白の花が多かったです。また、昼食ではみんなそれぞれいろいろなおかずを作ってきていて、見るのも食べるのも楽しかったです。アイディアが豊富で味もそれぞれ違っておいしかったです。今度はもっと本格的な料理を作って行きたいです。
  • 野の花見楽しかったです!!花を見ながらという普段と違う視点でグループの仲間と一緒に歩くのは、新鮮でした(^^)v生物多様性地区では、生まれて初めて蛇を見ましたw(°O°)w貴重な体験が出来て本当によかったです♪&みんなの持ち寄りおかずめちゃめちゃ美味しかったです(@゜▽゜@)
  • 普段気にも留めない足下に、1時間程度意識を向ける今回の花見はとても興味深く、楽しく出来ました。似たような見た目は大体一緒の植物でも分類学においては明らかにちがうものであるということや、伊都キャンパスの建設裏側に隠されたマル秘事情など、ジャンルを問わず幅広い事柄を知ることが出来ました。一品おかずでは女子力のスゴさや先生の料理の素晴らしさに驚かされました。もっと頑張らないといけないと思った1日でした。
  • 今日は小学生時代以来くらい久しぶりに野の花摘みをしました。まさか大学生になってからこんな体験ができるとは思いませんでした。草をさわったりするのも楽しくて、昔を思い出してなんだかすごく懐かしく感じました。お弁当のときは皆さんの手料理をたべることができて新鮮でした。自分では思いつかないようなアイデアがあったり、工夫があったり、見るにも食べるにもとても楽しかったです。自分の料理を人に食べさせるときはいろんな面で責任を感じるなあと思いました。今日はありがとうございました。来週もよろしくお願いします。
  • 今日の野外実習は 久しぶりの外での活動だったので いい運動になりました。自分が今までに見たことの無い 花や食べれる植物など 今日の活動は非常に興味深いものでした。普段は道端にあり 気が付かない植物も よくみてみると 可愛らしいものや 不思議な形をしたものが多くて驚きました。皆のお弁当も すごくこっていてすごいなぁと思いました。今回の野外授業も楽しかったです。
  • 花の収集:真剣でした。同じグループの人達も真剣で、あれだけ集めると達成感半端なかったです。おかず作り:テーマの「花」はやはり難しかったです。花の形にするのは皆しそうな事だし、簡単かつかぶらないとなると限られて、結局花野菜の蒸し焼きになってしまいました。他の人が作ったおかずはやっぱりレベル高く見えて、……次はもう少しじっくり考えて作りたいです。
  • *野の花見*普段何気なく歩いている道にもたくさんの動植物が生息していて、発見の連続でした。可愛らしいお花から、普段は見られないような大きな蛇までたくさんの生き物が見られて楽しかったです。また、九州大学が自然を大切にして建てられていると聞いて、周囲の自然が気になるようになりました。*お昼ごはん*みんなのアイデアに驚かされました。テーマは「お花」で共通だったけど、あんなにいろいろなお料理が出てきて見た目にもおいしかったです。味もおいしくて、みんなで楽しく食べられて大満足でした!!
  • 道端に生えている草花たちは普段全く意識しませんが、よく観察してみるとその種類は多彩で、観察していて非常に楽しかったです。生まれて初めてヘビに触れたのも貴重な体験でした。ヘビは思ったより柔らかくて、意外とカワイかったです。私は普段料理をしませんが、やってみるとなかなか時間もかかり大変でした。自らの食についてもう少し意識的に取り組みたいと思います。
  • 今日はあまり意識してなかった日常の植物たちを採集しました!けっこう種類があったり豆知識を得てタメになりました。お弁当も初挑戦だったのですが楽しくできました。
  • 《野の花さがし》いつもだったら通り過ぎて気づかないような小さな花や変わった色の花など、意識的に見ることでいろんな植物を見つけることができました。自然や生物の保全を重視した取り組みをしているところがすごく素晴らしいと思いました!普段の生活とは違う大自然の中はとても気持ちよかったです。《お昼》「お花」といっても、お花の形を作った人や春の食材を使った人、花の名前の食材を使った人などさまざまでおもしろいなぁと思いました。おかずを一品作るだけでも朝大変だったので、いつもお弁当を作ってくれるお母さんには感謝しないとなぁと改めて思ったし、自分でもお弁当作りに挑戦したいと思いました。先生と娘さんのおいしかったです♪
  • 今日のフィールドワークでは小学生になったつもりで色々な花を発見できて楽しかったです。私の家のまわりには公園以外に緑がすくないので懐かしかったです。また私は九大の伊都への移転に関して、あんなに自然があるところに切り開くなんて環境に悪いと思っていたので、きちんと環境を配慮して様々な取り組みをしていることが知れてよかったです。今日初めてお弁当を持ちよりましたが、みんな発想が豊かで、しかも見た目もよくておいしくてびっくりしました。同じようなサラダにしても工夫の仕方が人それぞれで面白かったです。バイキングのようにみんなでわいわい食べれて楽しかったです。
  • 今日は普段入ることができない生物多様性ゾーンに入って、すごく貴重な体験ができました。花見といったら桜の花見が普通だけど、今日のような花見は初めてですごく新鮮でした。似たような花でも名前が違ってて、おもしろいと思いました。そして1番印象的だったのは、九大の生物の保護の仕方です。すごくお金と時間をかけて、木を移植していたことにとても驚きました。大学が率先して自然を守ろうとする姿に感動しました。みんなでおかずを持ち寄って食べることが初めてだったので、すごく楽しかったです。自分の作ったおかずが完食されてるのを見ると、すごく嬉しかったし、頑張って作ったかいがあったなと思いました。みんな色とりどりで個性溢れるおかずを作っていて、どれも美味しかったです。もちろん先生と子供さんの作ったちらし寿司も美味しかったです。次のフィールドワークも楽しみです。
  • 今日の野の花見では様々な草花を摘んで歩きましたが予想以上に草花の種類がおおく、とても驚きました。黄色い花で同じだと思ったものがよく見ると違っていたり、里芋の仲間の花の形がとても面白かったりと今まで身近にあったのに気づかないことも多いのだと実感しました。また、九州大学生物多様性を守るための活動や具体的な方法などを知ることができ、とてもスゴいことだと感動しました。昼食ではみんなのアイディア盛りだくさんのおかずを食べることができ楽しかったです。また仲間の輪が広がり、これからの活動も楽しみになりました。
  • 野の花は探してみるといっぱいあっておもしろかったです。それでもカスマグサみたいなものあっていろいろ勉強したらもっと増えそうだなと思いました。料理は全然自信がなかったのでおいしいと言ってもらえたのが嬉しかったです。それにみんなの分もすごくおいしかったです。料理が一緒でも味とか飾り付けとかで変わっていてこういうところも個性なんだなぁとおもいました。
  • 野の花見では、普段は何となく通りすぎてしまうような道にも様々な花が咲いていて春を感じることができました。同じような花でも名前が違っていたり今まで見たことのない花を見つけられたりしてとても面白かったです。また、九州大学の移転に伴う森林の話もすごく興味深かったです。花をテーマにしたお弁当はそれぞれの個性が出てておいしかったです。考えて作るのは難しかったですが、友達が「きれいだね」とか「おいしい」と言ってくれたので次も頑張ろうと思えました。
  • 今日は野の花見会で、私の地元は田舎なので今日歩いたような風景は見慣れていたのですが、野の花を注目して見たことがなかったので初めて見た花ばかりでした。また一見同じに見える花でもサイズによって品種が違ったりしていて驚きでした。久々に自然の中でゆっくり過ごし、楽しかったです。また、お昼のおかずの持ち寄りではみんな花を意識して個性の現れる、色とりどりの料理を作っていたので、自分の料理をだすのがすごく恥ずかしかったです。次回はみんなにおいしかったよ!と言ってもらえるように頑張りたいです。1人暮らしを始めると同時に自炊も挑戦しだして、まだまだ作れる料理は少ないですががんばってレパートリー増やしたいなと思いました。
  • 野の花見会の感想:「花を摘みながら歩く」ということをしたのは小学生以来だったかもしれません。馴染みのある花から、見たことのない植物まで、どれも特徴があっておもしろかったです。前回の授業ではうまくゲームがこなせなかったのですが、今日は断トツの成績を残しました!80種類以上の(おそらくですが)花を並べた時は、なんだか嬉しかったです。九大が環境保全のためにどんな取り組みをしているのかも初めて知りました。とても大規模でお金のかかることだけど、大学という大きな機関だからこそできる取り組みだし、何より「自然を守る」ためには必要でかなり有効な取り組みだと思いました。私はこんなに大きな活動はできないけど、今の環境の状況をきちんと知って、どうやって対応していくべきかを考えることから始めようと思います。お弁当の感想:私は実家から通っているので、普段はほとんど料理らしい料理をしないのですが、今日は5時半起きで頑張って作りました!おかずが完成した時も嬉しかったけど、自分のお弁当箱が空になっているのを見た時の嬉しさは一入でした。みんなのおかずも工夫がすごくて、とてもおいしかったです。人数が多いから被ったりするかなと思ってたけど、例えば同じマカロニサラダでもマカロニの形が違ったりと、ひとりひとりの個性が出てるようでおもしろかったです。次のお弁当も楽しみです。
  • 野の花見:今日見た草花の中には自分が小学生の頃によく見ていたものが多く、懐かしい気持ちになりました。大きさや色によって名前が違うことには驚きました。自然界は色んな生物(花とか蛇とか)が共存していて、人間が安易に手を加えるべきではないなと改めて感じました。花がテーマのお弁当:私自身は花の形にすることしか思いつきませんでしたが、春野菜を使ったり…と他にもアイデアがあったことに気付けてよかったです。椎茸が食べれたことが何より嬉しいです。
  • 道端にはえている草は普段何にも気にしてないけど、よく見ながら歩いたらたくさんの種類があって、初めてみる種類を発見したときがちょっと感動でした。グミがなってるのも初めてみたし、カラスノエンドウに似た植物が3種類もあるなんて知りませんでした!花も似ているけどよく見たら違う種類のものがあったり、葉っぱの形や質感がそれぞれちがっていたり、あんなにじっくり観察したのは初めてでした。それに、花と思ってたのが葉っぱだったり、葉っぱだと思ってたのが花だったり、びっくりしました。それから花にいもむしがついてたり、てんとうむしがいたり、あのエリアだけでもとてもたくさんの生物が生きているんだなーと思いました。お弁当は、自分だけたべる時は結構適当につくったりするけど、みんなで食べるって考えたら味付けとかちゃんとしなきゃって思ったし、なんか緊張しましたっ。同じテーマでもみんなそれぞれその取り入れかたが違って、おいしいおかずを作ってきてて、自分のには自信がなかったけど楽しいおひるごはんでした。次も楽しみです!♪
  • 今日の野の花見は小学校時代以来の体験でした。なんとなく懐かしかったです。生物多様性保護エリアでは九州大学の行っていることのすごさを実感しました。すごく貴重な体験だったと思います。入学以来、なんでこんなど田舎にキャンパスを作ったのかとずっとぼやいていたけれど、実は周りには自然がたくさんあっていいところなのかもしれないなと思い出しました。昼食は周りのみんなの手がこったおかずにほんとにびっくりでした。味もすごくおいしかったです。わたしもいろんな料理に挑戦したくなりました。
  • 私の地元も結構、山の方にあるので、今日はちょっと地元が懐かしくなりました。大学の敷地内にあんな所があるなんてびっくりです。知ってる学生は少ないのではないでしょうか。自然をそのまま残そうという考えは素晴らしいと思います。他大学にも広がればいいですね。あと、皆が作ったおかずはとても美味しくて、可愛かったです。自分のは地味というか、なんというか…煮物の可愛さの限界を垣間見ました(笑)。次回のおかずは可愛さを意識してみようと思います。
  • 今日の野の花見はいつもはよく見ないような身近な野の花をじっくり観察することが出来ました。同じように見えても別の種類だったり、大きさによって名前が違ったりと驚かされることばかりでした。生物多様性ゾーンにも初めて行けて、九大の行ってる活動なんかも知ることができました。普段の運動不足のせいでちょっと疲れたけど、参加してほんとよかったと思います。花をイメージしたおかずをつくるという課題はほんとに素晴らしいものだと感じました。自分は手の込んだものを作れなかったけど、他人のアイディアには驚かされたし勉強になりました。なにより全部美味しかったし、楽しかったです。
  • 今日は普段入れないところを散策?できて楽しかったです!普段自分が道端で見ているはずの植物もいろんな種類がありましたぱっと見た感じは一緒なのに大きさや色や葉っぱが少しずつ違ったりしてとても多くの種類がありました。いつもは注目しないものをよく見ることでたくさんの新しいものを見ることができて楽しかったですこんな身近な世界なのに植物の世界は本当に広いなあと改めて思いました。みんなが作ってきたお弁当は本当に美味しかったてす色で工夫したり形ん工夫したり名前から入ったりいろんな「花」がありました。植物も様々にあるようにみんなが一生懸命作ったものも全部違って面白かったです。自炊は大変だけど自分で一から作る作業はどんなふうにできるかワクワクして楽しかったです。普段でも頑張ろうと思いました。
  • 今日の課外は九大の周りの植生をみんなでワイワイ楽しく学べました。同じ花に見えるのに実は別の種類って物がいくつもあって面白かったです。九大の環境に対する取り組みにあんなものがあったとは知らなかったのでとても興味深かったです。またみんなの作って来た弁当も色々な工夫があって美味しかったです。
  • 野の花見では、同じように見える草花でも微妙に違う種類がいっぱいあることを知りびっくりしました。カラス、スズメ、カスマっておもしろい名前だなぁと思いました!!おそらく私たちの班はそういう似たのを同じのとして考えていました。身近なとこにもいっぱいの種類の草花があるんだなって思ったら、帰り道にキョロキョロして帰っちゃいました(^-^)。お弁当では、テーマが花だから、見た目を花にすることしか考えてなかったけど、花野菜ブロッコリーとカリフラワーを使うってアイデアになるほどと思いました!!みんな、いろとりどりで見た目もとってもかわいくて、味もおいしくて、最高でした!!やっぱりみんなで食べるっていいですね!!
  • 特別保護区に入って様々な花や草木を観察してとても興味深かったです。そのような活動を通して日頃接触の機会のない他学部の人達と知り合えたこと、そして友達との絆を深めあえることは私にとって講義を受けて様々な知識を得る事と同じくらい大切な事だと改めて実感できました。これからも積極的に授業に参加していくのでよろしくお願いします。
  • 伊都キャンパスにあのような自然保護区があることは驚きでした。一見、私の地元にもあるような里山のような自然でしたが、森林を移動させるために多くの努力と費用がかけられていることを知り、身近な自然こそ、大切にしなければならないと思いますた。昼食では、皆美味しく見た目も綺麗なおかずを作っていて、自分の一人暮らしの参考にしたいです。
  • 昨日のFWは、最初は正直、お弁当を作らなければならないのが嫌で、憂鬱でしたが、私なりに無い頭をしぼって作っていきました。そして実際に始まると本当に楽しかったです。生まれて初めて蛇に触れたことが1番嬉しかったです。みんなのお弁当もよくできていてすごかったです。次のFWも楽しみにしています。


翌日の授業で彼らへ問いかける。
「今日散策した水田でできるお米の国内自給率は95%以上。
みんな、外国のお米はどうして買わないの?」
「日本の米の方が美味いから。」
「でも、日本の米と比べて決して味が劣らない米を作れる国もあるよ。
そんな米だったらどうする?」
「………」


道端や田んぼの畦に生える花を愛でる「野の花見」の考案者・宇根豊さんは言う。
「農作物は輸入できても、環境は輸入できない」。


私たちの慣れ親しんだ二次的自然には、生命が溢れている。