夏休み自由研究

mich_katz2005-08-12

一昨日より妻の自家に里帰りしている.昨日は長女の夏休み自由研究に付き合った.
義父のアイデアにより,太陽と影の動きを測定する簡単な実験に挑戦させた.30cmほどの短い棒を模造紙の上に立てて朝8時から1時間毎に影の長さと位置を記録する.合わせて自分の影の長さも記録する.これにより,朝は測定対象よりも長かった影が太陽の動きと正反対に移動しながらだんだん短くなり,昼を過ぎると再び影が長くなることに気付かせる.
同時に,影の先端と影を測定した対象物の先端を結ぶ直線上にいつも太陽があることを認識させる.これにより,太陽が東から登ると徐々に高度を上げ,南中後,徐々に高度を下げながら西へ沈むという一連の軌跡を立体的に実感してもらう.
午前8時から午後4時まで1時間毎に測定するなんていう観察は,学校でもなかなかできないことなので,夏休みの自由研究に相応しい.大人でさえこのような観察はなかなか体験できるものではない.私も結構楽しんだ.
義父が特別に製作した太陽観測装置も大活躍.プラスチック製の板をはめ込んだ木枠を太陽の方に向けて固定し,プラスチック版の下部にとりつけた小さな窓から覗いて太陽の位置をマジックで記録していくというシンプルな仕組み.観察する目の位置と記録するプラスチック版の位置が固定されているので,結構正確に太陽の動きを記録できる優れものだ.観察時に目を痛めない様に,プラスチック製の板の上にはススを付けたガラスまで乗せてある.この装置によって太陽が徐々に高度を上げたり,下げたりする様子を観察することができた.
観察の合間を縫ってもう一つのイベントが子供達に用意されていた.シャボン玉遊びだ.それも小さなのではなく,大きなシャボン玉を飛ばすもの.そのジャンボシャボン玉作成機も義父のお手製だ.直径15〜20cmくらいの円状の針金にタオル生地を巻いてあり,洗剤液をたくさん保持できる工夫がしてある.それをテニスラケットのように振ると大きなシャボン玉が見事にできた.子供達は大はしゃぎである.
太陽の観察装置といい,ジャンボシャボン玉装置といい,その製作労力を想像すると,ここまで準備してくださった義父には頭が下がる思いである.