日本へ帰る前に…花の向こう側2_ My Life

mich_katz2008-04-24

ワンショット 〜 花壇?……ではなく、連結されたトローリーの花を上から見たところ(アールスメールにて)


ヨーロッパの旅を終え、予定どおり、本日、日本へ。


帰国便が出発するまでの隙間時間を利用し、アムステルダム近郊のアールスメールにある花市場を見学した。


花市場と言っても、我々の近辺にある花卉協同組合市場とはサイズが桁違い。総面積なんと150ヘクタール。九大箱崎キャンパス(47ヘクタール)の三倍だ。


オランダ国内の約6000の生産者から納入された切り花2000万本や鉢花200万鉢、全体で13000種類の花が約1000のバイヤーによって毎日競り落とされる。昨日、見学したPaauw Liliesのユリもきっと取引されたに違いない。その内85%は24時間以内に国外へ輸出される。もちろん日本への空輸も行われている。


そんな量を短時間で扱うのだから、マーケット内は騒然としている。今回は見学した時間が遅かったので、残念ながら競りの様子を見ることはできないかったが、競り終えた花々をつんだトローリーコンテナが何百人もの従業員が運転する牽引車に引っ張られてマーケットの中を行き交う様子は、巣を壊されて走り回るアリの様だった。



量だけでなくスピードも優れるオランダの花産業。そこに世界一を誇る理由がある。