孟宗竹と山躑躅 _ My Life


昨日は、自分を見失いそうになるほど新しい刺激が次から次へと押し寄せた。


朝、ゴーシ舎長より「新たな食育企画の件で今から西日本新聞のY武さんが来ます。出てもらえませんか。」と電話をもらう。予告もなく提案された企画内容は、これまでで私が体験した企画とは比べものにならないほど大きな弁当の日企画。弁当の日オールスターズのそろい踏みになりそうだ。弁当の日を実践する小学生のステージ発表企画まで浮上し、私もその一端を担うことになりそうだ。そんな大きな企画に関われるなんて、子どもたちも私も幸せ者だ。


昼ご飯を済ませると浜地酒造へ。新たな商品開発の企画会議。九州大吟醸に関わる一員として参加する機会を頂いた。これもまた予告も無く斬新な商品企画が提案される。なるほど面白い。話し合いの結果、すぐには商品化できそうにないことが分かったが、それでも浜地さんはやる気満々だ。同い年だが、いつも全力投球でエネルギッシュな浜地さんは気持ちがよい。


その夜は3人で久しぶりに酒を飲み交わした。今日の会合のふりかえりも含め、最近のこと、これからのことなど話しは尽きない。すると「5年後の人生ビジョン」を語り始めるゴーシ舎長。これまた私の考えが及びもしない話しの内容に度肝を抜かれ、うろたえる私。まさかそんなことを考えていようとは。しかし直感的に私は、彼がそれを実現すると感じていた。ともあれ、次から次へと新たなアイデアをひねり出し、誰もまねできないようなスピードで実行・実現していく彼のバイタリティについて行ける人はほとんどいないだろう。


浜地酒造に近い伊都キャンパスの森では、伐採すれども毎年勢い良く伸びる孟宗竹の傍らで、元岡スピリッツ(少年野球チーム)の子どもたちと3年前に一緒に定植した山躑躅が初めての花を咲かせていた。3年間の様々な人の努力と思いの結晶である。


宴席でその光景を思い出しながら、私は自分に言い聞かせるように思った。


孟宗竹のようにすさまじいスピードで成長する人もいれば、山躑躅のようにゆっくりと成長する人もいる。


お互いを認め合いながら成長すればよい。