宗像市食育のつどい


食に関心のある市民のネットワークを強め、市内の食育活動の裾野を広げたい。
それがこのつどいの目的である.


「私たちは、どういう立場で何をすればいいのですか?」
予定の会議時間を半分ほど経過したとき、そんな質問が飛び出す。


その時、私は気づいた。
つどいの参加者たちは、組織として参加し、役割を与えられる行政主導のイベントには慣れている。
しかし、個人として自由に発想し、創造していく任意参加者主導のイベントには慣れていない。


経験的に言って、この点が、市民ボランティア活動をいっそう活性化したいときの分かれ目であると思う。
お願いされてやっている気持ちよりも、やりたくてやる気持ちが大きい方が、最終的なアウトプット(成果)が大きい。


こういう時は焦らずに、まず全員で到達イメージを共有することが大切だ。
そこで発起人のSさんに、
これまでとは違ったスタイルのイベントにしたいこと、
そのために、組織でも個人でも自発的に参加したくなるような楽しいイベントにしたいこと、
など補足解説を貰う。


そして私が伝えること。
それは、3ヶ月という短い時間でこのイベントを実現すること、
準備時間が短くても、クオリティの高いイベントを実現すること。


「みなさん、できるだけ少ない労力で大きな成果を得たいですよネ。私が関わってきた“大学生弁当の日”のイベントのやり方だと、それができるかもしれません。その様子をちょっと見てみましょうか。」
と言って、大学生弁当の日ワークショップのスライドショーを見てもらう。


「……というような感じですが、みなさん、やってみたくなりましたか?」
みなさん合意。
みなさん、ハマったようで。


さあ、みんなでゴールを目指すぞ。