学童保育・新春弁当物語2


上級生たちのお弁当。
経験値が増している弁当の完成度が必然的に高くなる。


この子はサンドイッチ。

大人には何でもないことが子どもたちにとって大きなできごととして受けとめられていることが、こういう感想からわかる。
その体験こそが子どもの成長のこやしなのだ。


4年生のこの子は毎回キャラ弁
それを周りのみんなが楽しみにしている。
みんなが楽しみにしているから毎回進化する。
で、今回は……

オール・プーさん。


ウインナーも、ゆで卵も、本当に全部プーさんになってます。

これだけ頑張れば先生たちにも見てもらいたし、驚いてもらいたいよな〜。



色鮮やかなチキンライスを作ってきた6年女子は、「少し大変だった」と感想を書いてくれた。
次は和食に挑戦したいと言う。



この6年生は、玄米おにぎりが入った大人っぽい弁当。
家ではいつも玄米なのだそうだ。
これには周囲の大人たちも「へぇ〜」と感心させられる。



この6年女子は、ご飯につぶしたジャガイモを混ぜて黄色いおにぎりを作ってきた。
斬新なアイデア
ウインナーにもさり気なく細工を施す、芸達者だ。


弁当の日の翌日、お迎えの時間に保育所を訪れると、I松指導員が微笑ましい後日エピソードを語ってくれた。それはこんなお話。


弁当の日にはいつも手作り弁当を持ってくる2年生の女の子。この日、お母さんの手作り弁当だった。実は、親子とも弁当の日のことをすっかり忘れていたのだ。「何で弁当の日って教えてくれんかったと!」この子はそう言ってお母さんを責めたそうだ。


「みんなと一緒にいつもより頑張る日」。彼女は弁当の日をそんなふうに捉えていたのだと思う。悔しかった彼女は、次の日、手作り弁当を持参した。


一日遅れの弁当の日を指導員が褒めたことは言うまでもない。