カエッコ・バザール初体験
インフルエンザの長女と看病の妻を家に残し、
次女と福岡市西区環境フェスタで初めてのカエッコバザール体験。
カエッコバザールのしくみとは……
- 不要になったおもちゃを受付で渡して査定してもらう。査定は1、2、3ポイントの三ランク。
- 査定に応じたポイント分のカエルスタンプ(子ども通貨)をかえっこカード(通帳のようなもの)に押してもらう。
- 査定されたおもちゃはポイント別に色テープを張って分別され、大きな箱などに入れられる。
- 分別されたおもちゃの中で気に入ったものをレジへ持って行き、そのポイント分をかえっこカードのスタンプから差し引いてもらう(通帳引き落としのようなイメージ)。
- 3ポイント以上に値すると査定されたおもちゃは、オークションへと回され、一番高いポイントで競り落とされる。
- カエッコバザールのお手伝いスタッフをしたり、会場内のイベントを体験したりすることにより、カエルポイントを得ることができる。
- 原則として、子どもの自主運営にゆだねる。
そんなカエッコバザールの意義は二つあると思う。
- 不要なおもちゃのリユースを促進すること。
- 幼い子たちが買い物や労働のしくみを疑似体験しながら学べること。
会場に着くなり、次女は受付でおもちゃ査定のお手伝い。
その次はレジのお手伝い。
最初は緊張していたようだが、徐々に慣れて2時間以上頑張っていた。
労働の対価としてのカエルポイントをたくさん貰えてご満悦のようだった。
バザール会場は子どもとその親でごったがえすほどの盛況ぶり。
まるでバーゲンセールと化した会場には、300〜400人くらいの子どもが訪れただろうか。
おもちゃを前にした子どもたちの目はキラキラしている。
いつの時代もおもちゃは子どものエネルギー源だ。
おもちゃも何度も利用されて幸せだろう。
カエッコバザール、いいな〜。
……なんて思っていたら、
ポイントを稼ぎ易いイベントブースに何度も行って、ポイントの荒稼ぎをする子どもが居たり、
子ども連れじゃないおじさんが、おもちゃを大量にゲットしていたり。
これを私の傍らで見ていた次女も困惑気味の面持ちだった。
こうした点はカエッコバザールの弱点なのかなと思う。
子どもたちの健全育成への貢献という視点に立てば、今後、改善が必要なのかもしれない。
それに、カエッコバザールの“リユース”の精神が来場した子どもや親にどれくらい伝わっているかも少し気になったりした。
気転を利かしておこなわれた、オークション直前のK山くんによる紙芝居「レジ袋のクロー」は、その点を上手にカバーしていたように思う。
環境にこだわる祭りならやっぱりこういう教育的効果を狙いたい。
そんな私は、欲張りだろうか?
リーダー養成講座の受講生の方々は5グループに別れて、似顔絵書き、新聞折り紙、木工ロボット、布おもちゃゲーム、いらいらお箸を自発的に担当し、カエッコバザールを盛り上げてくださった。
子どもと触れ合うみなさんの幸せそうな顔。
それぞれの経験がそれぞれの地域活動に活かされるといいな。