伝統の知恵から生まれた素敵なレシピ 〜 食材、手間、味の三拍子


昨年末くらいから、カミさんの仕事が増え、帰宅が遅くなり始めた。
夕食をつくる機会が増えた。


私も働いているので料理にそんなにたくさんの手間はかけられない。
しかし、手間を省き過ぎて、
手料理で伝えるべき大切なものを失っては、
食や農の教師は務まらない。


“食材の素質”を余すところなく引き出し、
“ほどよい手間加減”で、
“おいしい”料理を作る。


そんな三拍子が揃ったレシピ集がある。
大分佐伯市糀屋本店の糀料理のレシピ集。
http://www.saikikoujiya.com/cookingbook.html

カミさんの帰りが遅くなった先週末、
実家のご近所さんから頂いた立派なチヌと自家製の塩糀を使い、
糀屋のおカミさん直伝のアクアパッツァ(イタリア料理)に挑戦した。


捌いた魚に塩糀にまぶし、
オリーブオイルをひいたフライパンにトマトやエノキ、日本酒と一緒に入れ、
あとは中火で15分ほど蒸すだけ。
たったそれだけでイタリアンの完成。


家族の感想はもちろん「ヴォーノ!」だった。