広がれ弁当の日in宮崎


参加者1750人。
前代未聞。
全国各地で展開されてきた弁当の日シンポジウムの中で、
最大数の聴衆が集うシンポジウムとなった。


前半、弁当の日応援団講師陣三名がそれぞれの役割を演じる。
ザビエルひろしさんの、笑いをとりつつも、さりげなく問題を提起し、聴く人に気付きを与えるサイレントトーク
常に進化し続ける弁当の日創案者・竹下先生の、何度聞いても笑い、そして涙する弁当の日エピソード。
若大将ゴーシくんの、与えられた役割をそつなくこなしながら、的確にポイントを押さえたショートトーク


その後、地元農業高校の生徒が、
自らが育てた野菜を食材に挑んだ弁当の日を、
演劇スタイルで紹介するという斬新な発表も登場。
よく準備・演出され、
決して間延びすることのないスムーズな流れに乗った女子生徒たちの発表は、
聴衆の好印象を得たはずだ。


そしてこの日、私が一番心揺さぶられたのは、
このシンポジウムの実行委員会のリーダーであり、
地元でうどん屋を営むフナやんの話だった。


共働きの夫であり、
子を持つ親であり、
二人の娘の父親である彼は、
なぜ弁当の日にとりくんだのか、
どんなことを目指そうとしているのかをもの静かに語った。


決して流暢な語りではなかったけれども、
フナやんから語られる言葉はとても暖かい。
暖かな言葉で綴られた自作スライドショーに思わず私は涙した。


同じく、
共働きの夫であり、
子を持つ親であり、
二人の娘の父親である私には、
家族のためにもっとやるべきことがある。


フナやんの語りは私の心中にそんな思いを沸き起こさせてくれた。







こちらにも写真あり。
http://d.hatena.ne.jp/sora-riku-umi/20110412
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