岩手へ

7月10日(日)
JAいわて花巻で食育講演。


昨年10月、竹下和男先生のピンチヒッターで訪れた岩手県滝沢村でのお話を花巻でもう一度というご依頼でした。
その後、3月11日に東日本大震災が発生。
たぶんキャンセルだろうと思っていたのですが、大震災から2ヶ月が過ぎた頃に予定どおり開催との連絡を頂きました。


テレビや新聞で伝えられる避難所生活の様子。
インスタント食品やレトルト食品、菓子パンでひもじさを凌ぐ毎日。
そんな光景を見ながら私は思いました。


「こんなときだからこそ、私たちを支えている命や手料理のありがたさに気付いて欲しい」。


“出汁”の力。
“ひと手間”の力。
“子ども”の力。


講演後、依頼者からのメールを頂き、少しはお役に立てたのだろうと安堵しました。

  • 7月9日に開催致しました、当JA家の光大会には、きわめてお忙しい処お越し頂き大変ありがとうございました。おかげさまで大会は盛会に終了することができました。来場者アンケートでは、ほとんどの方が感動した講演について書きしるしておりました。また、参加した職員からも反響があり、家族の絆や食べることの大切さなど、日本の食を守ろうとする私たちJAももっと前に進にすすもうと改めて考えさせられるご講演でした。


参加者からのメールを頂き、こうして学校教育が変わっていくのかもしれないと期待しました。

  • はじめまして。昨日、花巻での講演を拝聴しました◯◯と申します。私は、昨年まで中学校で家庭科を担当しておりました。今年度から花巻市教育委員会で勤務しております。その中で、学校にいるときはあまり感じなかったのですが、支援を必要とする児童生徒の多さを感じていました。昨日の先生の講演でもそのような内容とグラフがでてきて、多くなっていることは事実であるとわかりました。また、花巻市内の小学校にも「こうちゃん」と同じような行動をして、校長先生はじめ学校の先生方が、大変御苦労なさっている話を聞いていて何とかできないものかと思案しておりました。食の指導が一つの方法になるかもしれないことは、養護教諭の先生方から案の一つとして出されていて、私も東城百合子先生の著書から「できるかも」と感じておりましたが、講演でミネラルの不足が原因の一つであり、それを補うために出汁が効果があるとわかり、早速、該当校に連絡したいと思います。家庭科の話をさせていただくと、夏休み中に小学校の先生方に研修を担当しますので、ごはんとみそ汁の内容に、今回の講演で学んだことを活用させていただきたいと思います。食卓の向こう側「生ごみは問う」「命の入り口心の出口」、「伝統食の復権」を購入しましたので、私なりに、子どもたちの未来のためにできることに取り組みたいと考えます。本当に昨日は、悩みを解決する方法がはっきりわかり気持ちが明るくなりました。また、弁当の日を実践している子ども達の様子もわかり、やっぱり子どもたちってすごいなあとの思いました。子どもたちの生きる力のために家庭科の中でできることはたくさんあることを県内の先生方に伝えていきたいと思います。どうしても気持ちをお伝えしたくてメールをしました。本当にありがとうございました。